山本千尋が主演を務める深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の9作品目の『埼玉のホスト』(毎週火曜深夜1:00-1:30、TBS※一部地域をのぞく)が現在放送中。テンポの良さもさることながら、個性豊かなキャストたちの中から“推し”を見つけて楽しむ視聴者が、回を重ねるごとに増えている。このたび、WEBザテレビジョンでは本作のプロデューサーを務める杉田彩佳氏にインタビューを実施。原作のないオリジナル作品である「埼玉のホスト」の誕生秘話や、出演者のキャスティング理由、そして本編では泣く泣くカットした撮影エピソードなどについてたっぷりと語ってもらった。
“埼玉”が舞台のラブストーリー&青春コメディー
同作は“何もかも中途半端な埼玉のホストたち”と、“ある秘密を持つ歌舞伎町トップホスト”、そして“男だけでなく人間全般を信用しない女”が目標のために時にぶつかりあい、時に励まし合う、新しいラブストーリー&青春コメディー。
ゆりか(山本)がホストにスカウトした岩槻キセキ役を福本大晴(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、歌舞伎町No.1ホスト・赤坂ゲンジ役を楽駆が演じる他、木村了、中沢元紀、田中洸希、濱尾ノリタカ、守谷日和、中山咲月らが出演する。
ドラマの誕生秘話を告白「実はもっと泥臭い話だったんです」
――本作は原作のないオリジナル作品ですが、誕生までの経緯を教えてください。
私の地元が埼玉なので、地元を舞台にしたドラマを作りたいなと考えていたんです。ですが、企画を出す時に「埼玉を舞台にする」だけだと、やはりエッセンスが足りず、ストーリーが展開しないなと思いまして。
そこで、東京じゃなく埼玉で働くホストクラブの話にしたら面白いかもしれないと思い、「埼玉のホスト」を企画しました。
――ホストクラブの話となると男性が主人公になりがちだと思うのですが、なぜゆりかを主人公にしたのでしょうか?
実は最初に(企画書を)書いたときは、全く女の子は登場せず、埼玉でホストをしている男の子たちの泥臭い話だったんです。
ですが、男の子たちの背中を押してくれる存在が誰かいないといけないなと思って。それは、ホストクラブのお客さんのようなかわいらしい女の子じゃなく、むしろホストクラブに対してネガティブな印象を持っている冷徹な女の子がいいなと。
その子がホストたちの背中を押してあげるストーリーであれば、これまでのホストの物語とは少し違うものになるかなと思い、女の子を主役にしてみました。
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
TCエンタテインメント
発売日: 2023/10/11