乃木坂46、25万人動員の「真夏の全国ツアー2023」歴史ある“神宮”で幕
山下美月、「10年後も神宮に立てるよう、みんなで歴史を紡ぎたい」
アンコールでは、スタンド席通路にフロートに乗ったメンバーも登場し、「夏のFree&Easy」「ダンケシェーン」「僕だけの光」といった楽曲で会場の熱気も再上昇。
その後、山下が「今回のツアーで改めて乃木坂46が大好きだなと思えて。ここに立てていない子もいるんですけど、全員で乃木坂46。10年後も神宮に立てるように、皆さんと一緒に歴史を紡いでいきたいです」と思いを伝え、現編成での“はじまりの1曲”である「人は夢を二度見る」で会場を感動的な空気で包み込む。
さらに、この日は締めくくりの1曲として「乃木坂の詩」を最後に用意。会場一面が乃木坂カラーである紫一色に染まる中、約3時間におよぶツアー最終公演を鮮やかに締め括った。
新世代の幕開け
オリジネーターである1・2期生が全員卒業し、グループに憧れて加入したメンバーたちで構成された現在の乃木坂46。キャプテンの梅澤はステージを去る前、「この4日間を乗り越えることが、私たちにとって大きな試練でした」と口にしつつ、その試練を見事に乗り越えたことで「私たちが乃木坂46です!」と堂々に宣言してみせた。
先頭に立って見事に後輩たちをけん引してみせた3期生、大きな戦力として一人一人が強い個性を放つ4期生、もはや新人とは思えないほどの貫禄が備わった5期生…“新生”乃木坂46をさらなる高みへと導こうとするひたむきさは、このツアーを通じていろんな場面から感じ取れたはずだ。
グループ史上初の神宮4DAYSという偉業を成し遂げたこのツアーを経て、乃木坂46はさらなる伝説を今後も作り上げていくことだろう。
◆文=西廣智一
※川崎桜の崎は正しくは「立つさき」