乃木坂46、25万人動員の「真夏の全国ツアー2023」歴史ある“神宮”で幕
与田祐希、遠藤さくらからのほっぺチューに「パワーがめちゃくちゃ沸いた!」
最初のMCでは、キャプテンの梅澤美波を中心にメンバーがこの日のライブへの意気込みを口にしていく。
遠藤さくらが「ツアーの集大成なので、みんなで最後まで支え合っていきたいと思います」、金川紗耶が「私も応援してもらえて頑張れているので、この後も1曲1曲感謝を伝えながら披露していけたらと思います」と頼もしい言葉が述べる。
一方、与田祐希は「ジコチューで行こう!」の間奏で遠藤から頬にキスしてもらえたことを報告し、「これでパワーがめちゃめちゃ湧いてきているので、どんどんテンションを上げて今日も頑張りたいと思います!」と笑みを浮かべた。
続くブロックでは、期を超えた組み合わせによるユニット曲を用意。日替わりで異なるメンバー、選曲で披露されたユニットパート、この日は「意外BREAK」「Am I Loving?」「自惚れビーチ」の3曲が選ばれ、オリジナルメンバーのそれとは異なる個性が光る、フレッシュなパフォーマンスが展開された。
ライブ中盤、野外ライブならではの幻想的な演出も
その後、「空扉」からは再びトロッコやフロートを使い、メンバーが会場中を移動しながらオーディエンスの元へと出向いていく。
また、「君に叱られた」「僕は僕を好きになる」「夜明けまで強がらなくてもいい」といったヒットシングルが立て続けに披露され、観客のボルテージが上がったところで33rdシングルのアンダーメンバーがステージに登場。
松尾美佑をセンターに据えた「踏んでしまった」では、楽曲の持つ疾走感と相まってメンバーのパフォーマンスも力強さを増す。さらに、「錆びたコンパス」では会場中が黄色いペンライトで染め上げられ、一体感が高まっていった。
ライブ中盤では、久保史緒里や向井葉月、金川、黒見明香、柴田柚菜を中心にプロ野球12球団のユニフォームを着用したメンバーたちが「Never say never」を歌唱。また、続くバラードアレンジが施された「シンクロニシティ」では、久保や賀喜などがソロを取りながらメンバー全員でアカペラを交えて繊細な歌声を響かせた。
そして、井上からの提案で会場中のペンライトが一斉に消された後、「皆さんにとって大切な人のことを思い浮かべながら聴いてください」のメッセージとともに、最新シングル収録曲「誰かの肩」が感情をたっぷり込めて歌い紡がれていった。センターステージに灯された炎の明かりだけで歌唱する幻想的な演出は、野外ライブならではの醍醐味と言えるだろう。