9月1日に放送された「癒やしのお隣さんには秘密がある」(毎週金曜夜0:30-0:59、日本テレビほか※TVer・Huluでも配信)の第9話。自分自身が愛する人を苦しめているとどうしても自覚できない蒼真(小関裕太)は、ついにある人へ相談を決行する。涙を流しながら言葉を紡ぐ小関の名演に、「もはやかわいいまである」「どうしてこんなことに…」と視聴者からも悲痛なコメントが相次いだ。(以下、ネタバレを含みます)
「癒やしのお隣さんには秘密がある」とは
同作はWebコミックサイト「めちゃコミ」にて年間ランキング5位、「みんなの推し恋愛マンガ大賞」で“大人の恋愛部門”入賞を果たした同名コミックが原作。どこにでもいる普通の女性である主人公に迫るイケメン…という普通の恋愛マンガから一歩踏み出し、イケメンにとんでもない“属性”を持たせたことで話題に。
頑張り屋の主人公・蓬田藤子を演じるのは、「リコカツ」などの人気ドラマに出演した田辺桃子。W主演として、人気少女マンガ「わたしに××しなさい!」の実写化映画・ドラマを熱演した小関裕太が謎多きイケメン・仁科蒼真を務める。
ストーカーからの隠遁生活に疲弊する藤子
キスまでした相手が重度のストーカーだったことがわかり、夢にうなされるほどに精神的ショックを受けた藤子。後輩女子の家でいつまでも厄介になっているわけにもいかず、ひとまずの対応として会社に長期休みの連絡を入れたうえで漫画喫茶で暮らしていた。
相手は藤子を狙ってわざわざ隣に越してきたストーカー。家に帰るわけにもいかないが、かといってまともに仕事へ行ける状態でもない。目減りしていく貯金通帳を眺めながら、藤子は改めて疲労を自覚する。
そんなある日、弟・利宗(奥智哉)からの電話が。利宗は蒼真から勉強を教わるなど懇意にしていたため、実はストーカーだったと明かして傷つけたくはない。藤子はなんとか外食に連れ出して「他に好きな人ができた」と理由をこじつけ、利宗にも連絡を取らないように言いつけた。利宗が残念そうに「俺、仁科さんのこと好きだったのにな」と告げるのを見て楽しかった日々を思い出したのか、藤子が浮かべたのはあいまいな表情だった。
一方、蒼真はいまだに藤子を求めてさまよう。しかし会社で藤子を待っていたところに事情を知る後輩女子が遭遇。恐怖を押さえきれないという表情で「何しに来たんですか!」と詰め寄られた蒼真は、「藤子さんとちゃんと話したくて…」としどろもどろに目的を口にする。だが後輩はここにきて怒りが上回ったようで、「マジでありえませんから。先輩にどれだけ酷いことしたか、わかってないんですか!?」と一喝する。
自分のせいで安心して会社にも来られず、平穏な日常を壊してしまった。その事実を突きつけられ、蒼真は頭をぐったり下げると覚束ない足取りで会社を後にした。