小栗旬と蜷川幸雄がタッグを組んだシェイクスピア作品「間違いの喜劇」、BS松竹東急にて無料放送
小栗旬主演の舞台「間違いの喜劇」が9月10日(日)夜6時55分より、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)の日曜ゴールデンシアターにて放送される。同作は蜷川幸雄が演出を務め、当時23歳の若手俳優だった小栗旬が主役に抜擢された2006年公演の作品。間違いが間違いを呼ぶ重厚なストーリーに加えて、笑える要素も盛り込まれたシェイクスピア喜劇となっている。
「間違いの喜劇」のあらすじ
本作では、シェイクスピアの戯曲をもとに、2組の双子が生き別れたことをきっかけに起こる騒動が描かれる。シラクサの商人イジーオン(吉田鋼太郎)は嵐の中、離れ離れになった家族を探す旅に出ていた。その途中にたどり着いた敵地・エフィソスの港で逮捕され、死刑を宣告されてしまう。
同時期、兄を探すために旅に出たイジーオンの息子・アンティフォラス(小栗旬)と召使いである双子の弟・ドローミオ(高橋洋)は、偶然にもイジーオンがいるエフィソスに到着。そしてその街で、彼らの兄が暮らしていた事実も発覚する。その後エフィソスに家族が集まったことにより、物語は思わぬ騒動に発展していく――。
実力派俳優が集結したオールメール・シリーズ
蜷川と小栗の組み合わせで描かれた本作は、蜷川の一周忌追悼企画として映画館で放映されたが、今回BS松竹東急でも放送されることとなった。
「花ざかりの君たちへ～イケメン♂パラダイス～」(フジテレビ系)の出演でより注目を集める前の“若かりし頃の小栗”に加え、映画「東京公園」出演の高橋洋や、映画「シン・ゴジラ」出演の鶴見辰吾、「半沢直樹」出演の吉田鋼太郎など、名だたる実力派俳優たちも出演。シェイクスピアが戯曲を書いた時代のスタイルをそのままに、全ての役を男性が演じるオールメール・シリーズとなっている。
ちなみに以前メディアの対談記事で、BS松竹東急のプロデューサー・湯浅敦士は「終盤には、小栗旬さんの兄弟も出演されていて、立ち振る舞いもそっくりなので、ぜひそのあたりもチェックしてみてはどうでしょうか」と本作の見どころを語っていた。
※高橋洋の高は正しくは「はしご高」
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