新井順子プロデューサー「愛されるキャラクターに育てていってほしい」
「野球にうそがないドラマにしよう」と去年の12月から球児キャストのオーディション募集を始めて、演技はもちろんのこと野球の実技もしっかりと行うオーディションを決行しました。
オーディション中、彼らには伝えていませんでしたが、当初から“野球が上手ではない”というキャラクターもいて、野球の技量がある子だけでなく、技量はないけど必死に練習し食らいついてくるのは誰なのか?周囲を引っ張っていく子はどの子なのか?など、オーディション中だけではなく、控室や待ち時間での姿を観察してきました。
長期間のオーディションということもあって、1次審査では評価が低かった子が、練習会や実技審査を経てとても魅力的な顔立ちになったりと驚かされることもたくさんありました。今回参加してくれたキャストさんは、本当に真剣にオーディションに取り組んでいただき感謝しかありません。全員を合格させたい気持ちに駆られましたが、悩みに悩んで12名を選びました。
決定後には脚本の奥寺さんとキャスト一人一人と打ち合わせをさせていただき、キャラクターをどう膨らませようかと考えました。登場するキャラクターは、半分“役”、半分“本人”のような感じになっているかもしれません(笑)。
オーディションを経て、クランクインまでの3カ月間練習を共にしてきたおかげで、クランクイン前から結束力は強く燃えたぎっています! 鈴木亮平さん、黒木華さんも先生のように接してくれて本当の学校のようです。彼らが視聴者の皆さんにどう映るのか、今からとても楽しみです。
この作品で自分が演じるキャラクターを魅力的にし、さらに視聴者に愛されるキャラクターに育てていってほしいです。そして彼らが「下剋上球児」で学び・感じたものを生かして、大きく羽ばたいていってくれることを期待しています。
※このドラマは「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)にインスピレーションを受け企画されたが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクションです。
TCエンタテインメント