「科学忍者戦隊ガッチャマン」や「タイムボカンシリーズ」など、数多くのアニメを制作してきた「タツノコプロ」。創立60周年を記念して2023年1月に開催された「タツノコプロ創立60周年記念特別公演~Tatsunoko 60th Legends~」を、10月1日(日)よりBS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて放送することが決まった。それに際して、“アニメソングの女王”こと堀江美都子のコメントも届いている。
アニソン界のレジェンドたちが名曲を熱唱
今回放送される同イベントでは、日本のアニメを支えてきた「タツノコプロ」の60周年を祝して、ライブにはアニソン界のレジェンドたちが集結。ささきいさおの「たたかえ!キャシャーン」の熱唱で幕を開け、堀江がデビュー曲「紅三四郎」などを歌い上げたり、山本正之が「ヤットデタマンの歌」などお馴染みの曲を弾き語りしたり、影山ヒロノブが「キャシャーン~風の墓標~」でシャウトするなど、名曲が多数登場。スクリーンには、歌とリンクしたアニメ映像が流れる。
さらに、堀江のMCでクリエーター陣や声優を交えたトークコーナーや、2022年末に急逝した“アニキ”こと水木一郎氏を偲ぶ企画なども行われる。
堀江美都子のコメント
タツノコアニメの魅力は、悪役でもどこか憎めなく、作品全体が人情的なところ。そこが長年愛されている理由だと思います。アニソンのライブでは、お客様が子供に戻って目を輝かせて一緒に歌ってくださる。その時間を共有できるのが素敵だなと思います。
私も毎回その時の自分の歌を聞き直し、レコーディングした時の気持ちに戻ってからステージに立っています。特に今回はバックのスクリーンに当時のアニメ映像が流れて、お客様には大きなプレゼントだったと思います。私も歌いながら振り返って見たかったですもの(笑)。
ささきいさおさんはバリトンの低い声ですごく響いて、デュエットしていて足元から振動を感じるほど。唯一無二の歌声だと思います。他にも素晴らしい歌手の方々が出演されましたが、水木一郎さんの映像が流れた時は会場が水木さんへの思いでいっぱいになりました。水木さんはこの60周年ライブに出るのをすごく楽しみにしていましたから。
今回のアニソンを初めて聞く若い方には、アニソンの歴史や変遷を知っていただくいい機会に、そしてリアルタイムでアニメを見た方には、当時を思い出して笑ったり泣いたりしながら楽しんでいただければと思います。