滝沢秀一の働く姿に感動…“これが労働だ”
――今回は「二足のわらじ芸人大集合SP」というテーマでしたが、共演されたゲストの皆さんのエピソードで特に印象に残ったものを教えてください。
滝沢(秀一)さんがゴミ清掃員として働いている姿のVTRがあったんですけど、僕、ああいう動画を見るのがすごく好きなんですよ。高校からお笑いをやっているのであまり社会人経験がない故に、人の働いている姿を見るのが好きなんです。“これが労働だ”と、見ていて気持ちよかったです。
滝沢さんが公務員と民間の狭間にいるようなことを仰っていて、ちょうど僕も郵政民営化するときに郵便局員をやっていたので、滝沢さんとほぼ一緒な環境で、「すごく似た人がいるな」「こういう大変なこともあるんだろうな」と想像もつくから、余計に共感しちゃいました。
――野田さんは、「ジムプロデューサー」「ゲーム開発者」「お笑い芸人」と、“三足のわらじ”状態ですが、今一番力を入れていることはなんですか?
さすがに「お笑い」に一番力を入れていると言った方がいいと思うんですけど(笑)。でも僕自身は、他の方と違って、あくまで芸人の仕事の範囲内なんです。他の方のカレー店とかもんじゃ店とかは、所属事務所が関与していないと思うんですよ。
でも僕は、トレーニングジムもゲームも吉本興業からくるスケジュールで動いているので、事務所の範囲内なんです。なので、僕の中では、“わらじ”とは言うけれど、大元はお笑い芸人で、その中での仕事というニュアンスですね。
「つまんなかった」と言える唯一無二のゲームに
――開発された「野田ゲー」が大ヒットしていますが、野田さんが作るからこその魅力はどういった点にあると思いますか?
僕のは例外なんですけど、ゲームを作るのって、一年や二年では済まないんですよね。何年もかけて作って、大量の資金を使って発売するので、どんな作品であろうとやっぱり「良い作品だね」「面白いね」と言わないといけない感じがあるというか。やっぱり数年もかけているから、売れないにしても「つまんない」はないじゃないですか。
でも、「野田ゲー」はそれが言えるんですよ。「つまんなかったな、これ」と言えるのが強みだと思います。それも面白さになるというか、そういうところが僕は好きなので。それもドキュメンタリーだよなと思いながらやっています。
――トレーニングジムでの裏話などがあれば教えてください。
松本若菜さんがパーソナルトレーニングを受けに来てくださったんです。青木マッチョもサポーターで入ってくれていて、僕があまり入れないので、「もし次にトレーニングされるなら、青木マッチョで予約を取ったらいいと思います」とお伝えして、「分かりました。通います」と言ってくれていて。
なのに、青木マッチョが人気になってしまって松本若菜さんが予約を取れないという事態に。「お前、予定空けろよ!予約取れないってなんだよ!お前から出向け!」と青木マッチョを叱る事件がありましたね(笑)。
――相方の村上さんは、これらの活動を応援してくれていますか?
どうなんですかね。でも言ってしまえば、おこぼれはもらっているはずなので(笑)。筋トレ界隈やゲーム界隈のお仕事に一緒に呼ばれることもあるし、ラッキーなんじゃないですかね、向こうからしたら(笑)。やればやるほど、向こうも勝手に仕事が増えていくという状態なので、言われるとしたら「頑張ってね」くらいですかね。