
フジテレビで朝の情報番組「めざましテレビ」(毎週月曜~金曜朝5:25‐8:00放送、フジテレビ系)のレギュラーを務める原田葵。2022年8月にアイドルグループ・櫻坂46を卒業し、4月に同局へ入社。入社後2カ月で「めざましテレビ」史上最速デビューを飾り、現在同番組の「ココ調」でキャスターを務めている。そんな原田に、アナウンサーを目指したきっかけを尋ねると「FNS歌謡祭で司会を務めていた永島優美アナウンサーに憧れました」と当時を振り返り、『めざましテレビ』史上最速デビューについては「“史上最速”といった形で選んでいただいたことにはすごくプレッシャーを感じています」と思いの丈を話してくれた。他にも、今後の目標や、アイドルを経てアナウンサーとなった原田が感じる“女性アイドルの在り方”についても話を聞いた。
永島アナに憧れてアナウンサーに…就活では「パーソナルな部分を真剣に話しました」
――アナウンサーを目指したきっかけを教えてください。
以前、FNS歌謡祭(フジテレビ系)に出演させていただいた時に、司会を務めていた永島アナウンサーのカメラが回っていないところでの気配りや番組を盛り上げる姿勢を見て、「縁の下の力持ちってカッコいいな」と思ったのがきっかけです。
――永島アナに憧れを抱いたということはフジテレビ入社への想いは強かったのでは?
もちろんフジテレビに入社したい気持ちは強かったです。ですが「アナウンサーになりたい」という思いが1番にあったので、キー局から地方局までインターンに行きました。その中で、ありがたいことにフジテレビに入社することができたので、とても感謝しています。
――就職活動としてはアナウンサーのみを考えていたのですか?
アナウンサーだけで考えていました。アナウンサーの募集はとにかく他の職種と比べて採用時期が早く、周りの同級生が「就活どうしようかな」と悩んでいる時は、すでに始まっていたので、みんなと就活の話が分かち合えない辛さもありました。
――就職活動では、どのようなアピールをされましたか?
アイドルとして活動していたことから得た経験は私の強みになると思ったので、エントリーシートに記載しました。すごくキラキラした生活を想像されることが多いので、面接では、世界史や世界遺産が好きなことや体力に自信があることなど、自分のパーソナルな部分を真剣に伝えていました。

めざましテレビ史上最速デビュー、久々のサイマジョ披露は「身体の衰えを感じました…」

――フジテレビ入社後、めざましテレビ史上最速デビューを果たしました。プレッシャーは感じますか?
“史上最速”といった形で選んでいただいたことにはすごくプレッシャーを感じています。せっかく期待して入社から短い期間で貴重な機会を与えていただいたので、その期待を裏切るわけにはいかないなと…。
また、プレッシャーを感じすぎて、視聴者の方に情報が伝わらなくなってしまうのは、とても悔しいので、プレッシャーからくる緊張感を前向きに捉えるようにしています。
――常に、プレッシャーと緊張感と向き合うのは大変じゃないですか?
毎週緊張してはいるのですが、研修期間中に、私が読む原稿ができるまでの過程を知ることができ、スタッフなど、多くの人たちの協力があって原稿が完成していることを実感しました。なので「無駄にはできない」という緊張感を常に持つことは忘れてはいけないと考えています。
――「めざましテレビ」初登場の日には、以前所属していた欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」を披露しました。久々に踊ってみていかがでしたか?
身体が重かったです(笑)。やはり現役で踊っていた時と比べると身体の衰えを感じました…。
――アイドル時代の楽曲を踊ることに抵抗はありましたか?
スタッフから「視聴者の方に原田さんがどういう子なのか伝えながらも、しっかりリポートする姿を知ってほしい」と、ご提案をいただきました。なので、抵抗はまったくなかったですし、番組スタッフからの思いも感じられて、とてもうれしかったです。