大好評放送中のドラマシャワー「体感予報」(毎週木曜深夜1:29~ほか、MBSほか)に出演中の増子敦貴。この連載では、そんな増子がこの連載で「珈琲のような大人の渋さ」を模索します。今回は「本当になりたいものは何なのか?」を考えてみました。
「ダヨちゃん」のシーンにはコーヒーは欠かせない
こんにちは、増子敦貴です! 前回「珈琲になりたい」というタイトルを変えたいという話をしましたが、そもそもこのタイトルをつけたのは、人としての渋みや深みを出したいという想いから。その気持ちは今も変わっていません。内面的に成長して、発する言葉一つ一つに重みや説得力を持たせられるような人間になりたいと思っています。でも一方で、爽やかさも持ち合わせていたいなとも思っていて。僕は来年24歳になりますが、いつまでも学生役もできるような存在でいたい。そのためにもスタイルを維持したり、美容に気を配ったりということは怠らないでいたいなと思っています。
コーヒーは今でももちろん大好き。それこそ「体感予報」の現場もコーヒーなしでは乗り切れなかったんじゃないかな。というのも僕が演じるダヨちゃんはとにかくシーンが多くて。連日朝から晩まで撮影をしていました。集中力が切れそうになることも多々あったのですが、そういうときは苦みの強いコーヒーを飲んで頭を切り替えて、撮影に挑みました。コーヒーにはめっちゃ救われましたね。
コーヒー以外に最近ハマっているのが鍋。僕、気付いちゃったんですけど、鍋ってすごくお手軽にできますよね? 具材を鍋に入れるだけなんで。…なんですけど、そこに海鮮を一種類入れるだけで味がガラッと変わるんですよ。この間、まる1日お休みの日があったので、お昼くらいに鍋を作って、エアコンを効かせた部屋で、鍋を食べながら高校野球を見て感動して。すごく良いリフレッシュになりました。
それにしても、この時期は高校野球が何よりの楽しみ! 高校野球って何が起こるかわからなくて、たくさんのドラマがありますよね。映画を何本も見ているような面白さがあります。例えば勝っていたのに、ひとつのエラーで全部覆っちゃったりするじゃないですか。そのエラーをした人はものすごく悔しいだろうなと思うんですけど、でもそれって誰にでも経験できることじゃないし、それをきっかけにめちゃくちゃ成長もできると思う。何の雑念もなく、ただただスポーツに打ち込んでいる姿を見ながら、そんなことを考えてすごく感動しています。
俳優とアーティストの二刀流に加えて、バラエティでも活躍できる存在に
今、僕自身がなりたいものは二刀流……、いや三刀流かな。俳優とアーティストの二刀流に加えて、バラエティでも活躍できる、「ONE PIECE」のゾロのような存在を目指しています。今はまず、俳優とアーティストの二刀流で活動することで、相乗効果を感じていて。舞台やミュージカルに出演したときは、歌やダンスというアーティスト活動で培ったものが武器になる。はたまたアーティストとしてGENICでライブをすると、俳優活動で僕に興味を持ってくださった方が見に来てくださる。そして、バラエティ番組に出演した際や、俳優活動でもアーティスト活動でもないSNSなどで何かを発信した際には、様々なきっかけで僕を知ってくださった方がたくさん反応をしてくださって。いろいろ繋がっていることを感じます。
ファンの方の存在は僕にとってすごく大きいです。ほぼ100パーセント、ファンの方のために頑張っていると言っても過言ではないですね。もちろん俳優活動もアーティスト活動も、好きでやっていることですが、やりたいと思う人がたくさんいる世界。その中で、大きな舞台に立たせてもらったり、キラキラできたりするのは、間違いなく、応援してくださる皆さんがいるから。毎回チケット代を払って見に来てくださるって、すごいことだと思うんですよ。本当に感謝しています。
「体感予報」で初めてBL作品に挑戦しましたが、この先も本当にいろいろな役を演じてみたいと思っています。制服を着る役もやりたいし、NHK連続テレビ小説にも出てみたい。あとは不良役もやってみたいですね。自分が過ごせなかった青春を役で過ごしてみたいんですよね。僕、残念ながら育ちがいいもので(笑)。不良に憧れていた部分もあるので、演じやすいんじゃないかな。