福山雅治が、福原遥と水上恒司がW主演する映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(12月8日[金]全国公開)の主題歌を担当することがわかった。福山のほか、原作者やスタッフ、W主演の福原と水上からコメントが届き、さらに予告編と本ビジュアルも解禁された。
福山雅治が書き下ろした映画主題歌は「想望」
本作は、SNSで話題となり、シリーズ累計発行部数70万部を突破した汐見夏衛氏の同名小説が原作。ある日、女子高校生・百合(福原)が、母親とけんかをして家出をする。目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。百合は偶然通りかかった彰(水上)に出会い、彼の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく。現代の孤独な少女と戦時下の特攻隊員が出会うタイムスリップ物語。
この映画の主題歌が福山が書き下ろした新曲「想望(そうぼう)」に決定。「想望」とは「慕い仰ぐこと。心に思い描いて待つこと」を意味する。福山が実際に本編を観て、登場人物たちに思いを馳(は)せ、映画に寄り添って書き上げた壮大なバラードとなっている。
戦時下で生きる彼らに寄り添った主題歌が胸にしみる予告編
福山の主題歌が流れる予告編も同時に解禁。現代に生きる女子高生・百合(福原)が、1945年の日本にタイムスリップするところから始まり、暑さに倒れそうだった百合を助けた彰(水上)の姿が映し出される。それから事あるごとに彰に助けられ、その優しさにどんどん惹かれ、百合は初めての恋をする。連れてこられた美しい百合の丘をバックに、福山の主題歌「想望」が入る。恋の始まりを予感させる歌詞が、戦時下の緊迫した空気を少し和らげる。だが、彼は特攻隊員で、間もなく出撃する身だと知らされる。
「戦争に意味があるのか」「どんな意味があるのか言ってみてよ！」と警官に食ってかかる百合。そして幸せな瞬間は一転。日常に迫りくるB29の襲来と燃える街並みが映し出され、「泣かないで 君よ幸せであれ」というサビが入り、この恋はただの幸せなものではなく、切なく悲しい未来を予感させるものだということを暗示させる。
予告映像には勤労奉仕の女子学生・千代(出口夏希)からほのかな恋心を寄せられる石丸(伊藤健太郎)、愛する婚約者を地元に置いてきた板倉(嶋崎斗亜)、去年の冬に生まれた娘と会わないまま出征する寺岡(上川周作)、陸軍家系に生まれたことで家の名誉のために特攻に行くしかないと信じている加藤(小野塚勇人)、そんな彼らを見守る鶴屋食堂の女将・ツル(松坂慶子)の姿も。
そして出撃の時を迎える彰と、百合へと書かれた手紙――。「愛する誰かとともに生きたい」という、いまでは当たり前の願いを胸に持ってる生きる登場人物の表情と、彼らに寄り添った主題歌が、胸を打つ予告編となっている。
水上恒司“彰”から福原遥”百合”へ、百合の花を手渡す本ビジュアル
同じく解禁となったビジュアルは、この作品にとって最も印象的な場面である百合の丘で、2人が見つめ合い、彰から百合へ“百合の花”を手渡しているものとなっている。
「あなたと一緒に生きたい」という百合の希望、「君のために生きたい」という彰の決意が新たなキャッチコピーとして追加され、お互いを愛しく大切に思いながらも、交わることのない未来が暗示される。
本ビジュアルでは他キャスト6名の場面写真も解禁され、そこには笑顔や切ない表情、真剣な表情など、この時代を懸命に生きた日々の一瞬が切り取られている。またムビチケの販売が9月29日(金)より開始されること、全国の上映劇場リストもあわせて解禁となった。
