現在、衛星劇場で放送中の韓国ドラマ「今、別れの途中です」(毎週水曜夜11:00ほか)で主演を務めるソン・ヘギョ。1996年に学生服の広告モデルとしてキャリアをスタートさせた彼女は、その後「秋の童話」「ホテリアー」などの、日本における“第一次韓流ブーム”を代表するドラマに出演し、20年以上経った現在も「太陽の末裔 Love Under The Sun」などの話題作に次々と主演して第一線で活躍中。最新主演作の「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」では新境地を開き、数々の賞に輝いた。歩みを止めず、韓国を代表する女優としてますます飛躍するソン・ヘギョの魅力に迫る。
アラフォー女性のリアルな描写に共感
「今、別れの途中です」は、ファッション業界を舞台に、運命的な関係で結ばれたデザイナーとカメラマンのオトナの恋愛を描いたメロドラマ。ソン・ヘギョ演じるヨンウンは、大手アパレル会社の看板デザイナー。10年前、留学先のパリで知り合った韓国人男性と恋に落ち、幸せな日々を過ごしていたが、ある日突然、彼が音信不通になって終わりを迎えたトラウマで、恋に本気になるのをやめて、名前も連絡先も告げないワンナイトラブを楽しんでいる女性。そんな彼女が、カメラマンのジェグク(チャン・ギヨン)と出会い、関係を深めていく中で、本気で人を愛する事に再び目覚め、女性として、人として、そして仕事人としても成長していく物語だ。
彼女が今作の出演を決めた理由は、「台本が本当に面白かった」から。「おとぎ話のようなファンタジーメロではなく、私と同じアラフォーの女性が抱えている悩みや状況があまりにも現実的で共感できました。ヨンウンは、愛や仕事に積極的で力強くアプローチします。自分を優先的に愛する人物であり、愛と周りの人物との関係で賢く健康的な考え方を持っています。ヨンウンのセリフ一言一言が心に響いて、“私と同じ年頃の女性たちも私と似たような考えをしているんだな”と、演じながら感じました」と製作発表で語っている。
年齢を重ねるごとに感じる演技の難しさ
「ボーイフレンド」に続くメロドラマとなったが、ソン・ヘギョは「私のメロドラマを待ってくれる方々が多い反面、“またメロ?”と言う人も居たけど、20代、30代、そして現在まで、私の外面と内面が変化しており、同じ状況の演技でも過去とはまた違う姿がきっとあると思います。そういう点で、さらに欲が出る作品で、私がどのように表現できるか、という期待もありました」と、“メロドラマ”と言っても、どれも同じではない、と説明している。
TCエンタテインメント
発売日: 2023/10/04