
漫画家の青山剛昌氏が、9月30日に都内の劇場で行われた映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」(公開中)のブラックボックス舞台あいさつに、江戸川コナン役の高山みなみ、立川譲監督と共に登壇した。
映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」あらすじ
同作品は、アニメ「名探偵コナン」(毎週土曜夜6:00-6:30、日本テレビ系)の劇場版シリーズ26作目。
世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐ海洋施設「パシフィック・ブイ」が東京・八丈島近海に建設され、本格稼働に向けて世界各国のエンジニアが集結。顔認証システムを応用した新技術のテストが行われる。一方、八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナン(声・高山)のもとへ、沖矢昴(声・置鮎龍太郎)から、ユーロポールの職員がドイツで黒づくめの組織のジン(声・堀之紀)に殺害されたという知らせが入る。
青山剛昌が苦労を語る「漫画家の仕事じゃない(笑)」
舞台あいさつでは、青山氏らが“ネタバレあり”の制作裏話を披露。立川監督は、青山氏が脚本の打ち合わせに始まり、全ての絵コンテのチェックや監修を務めていること明かした上で、青山に「絵コンテのチェックってどのくらいのスピードでやっているんですか? 早くないですか?」と質問。
すると、青山氏は「(シーンによって)その都度ですね。時間かけるところはかけるし。まあまあの時間ですよ」と答えながらも、「(量は)すごい。あれをチェックするのは大変だよね。漫画家の仕事じゃない(笑)。面白くないとやれない」とにやり。
また、高山は声を入れる際にキャラクターの心情に寄り添うことで、水中の最後のシーンは元々の時間から1分近く延びたことを告白。