「アイドル」はYOASOBIがYOASOBIらしくJポップを突き詰めた先で世界にも届いた
ーー 本作にはもちろん「アイドル」も収録されていますが、世界的ヒットを記録したエポックメイキングな楽曲になりました。ikuraさん自身はこの曲をどう捉えていますか?
リリースした時は、まさか世界中の方々に聴いていただける曲になるとは想像していなかったです。完全に日本語の歌詞ですし、音楽的にもめちゃくちゃJポップなので。すごく希望を感じさせてくれる曲だなと思っています。さっきも少し話しましたけど、YOASOBIがYOASOBIらしくJポップを突き詰めた先で、世界にも届いたというか。JポップのYOASOBIという立ち位置で楽曲を発信することで、すごいところに連れていってもらえた感覚があったんです。
ーー 海外向けのスタイルを取り入れるのではなく、Jポップの良さをしっかり出すことで、自分たちの存在を世界にアピールできることが分かった、と。
Jポップにはいろいろな国の音楽、いろいろなジャンルの要素が混ざっていて。「アイドル」もまさにそういう曲だし、Ayaseさんらしい曲でもあるし、アイドル文化も表現されている。そういう曲が世界に伝わっているのはすごくうれしいですね。とはいえプレッシャーも感じています。
─ーーこれからの活動も大事になってきますね。
思いっ切りやらなきゃなって思いますね。「アイドル」も振り切った結果かなとも思っています。これまで出したことがなかった声にもトライしましたし。レコーディングで何回か歌って、「自分が世界一かわいいと思って歌ってみて」って言われて「どうにでもなれ!」みたいな気持ちで思い切りやったら、「こっちの方向性かもね」というものが見えてきたんです。なのでこの後の楽曲も同じことをやるという意味ではなくて出し惜しみせず、そのときにやれることを全力でやって、しっかり向き合っていくしかないなって思っています。
◆取材・文=森朋之
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