「イカゲーム」で“ワールドスター”に駆け上がったウィ・ハジュンとは? 最新作では“犯罪組織のボス”演じ新たな顔<最悪の悪>
世界的大ヒットとなった2021年の韓国ドラマ「イカゲーム」での失踪した兄を探す警察官役で一気に脚光を浴びたウィ・ハジュン。アメリカの「ピープル」誌で「2021年最もセクシーな男性25人」にも選ばれた彼は、2023年でキャリア8年目。2022年には「シスターズ」のエリートコンサルタント役で色気を爆発させ、視聴者の女性を“沼堕ち”させた彼が最新作として選んだのは、ノワール・クライム・アクションドラマ「最悪の悪」での犯罪組織の冷徹なリーダー・ギチョル役。演じるたびに新たな姿を見せ続けるウィ・ハジュンに迫ってみた。(以下、一部作品のネタバレを含みます)
「ギチョルの事を考えると、心が痛かった」
「最悪の悪」は、1990年代の韓国を舞台に、地方の下級警察官・ジュンモ(チ・チャンウク)が出世を狙ってソウルの麻薬密売組織に潜入捜査を始めた事から、逃れられない運命の輪に巻き込まれていくノワール・クライム・アクションドラマ。ディズニープラス「スター」で9月より独占配信がスタートしている。
アイドルを夢見た事も
そんな彼は、韓国の島育ち。田舎でネットカフェなども無く、運動場で遊ぶのが一番大きな遊び。そんな環境だったからか、体を動かすのが好きで、ジャッキー・チェンやブルース・リーの映画を観て憧れて、ヌンチャクを持ち歩いて振り回す毎日。学ぶ所も無い為、1人でボクシングの練習やアクロバットをしたり…。そういった経験が今、アクションをする時に大いに役立っているそうだ。
踊るのも好きで、高校ではダンス部を作って、自分で振り付けして公演をしていた。 その時の拍手や歓声が嬉しくて、「芸能人になりたい」と思い、高3の時に単身ソウルに上京。アイドルの夢もあり、SMエンタテインメント(東方神起やNCTなどが所属)とJ.Y. ParkのJYPのオーディションを受けたが、どちらも不合格に。
そんな中、「演技を一度学んでみようか」と軽い気持ちで大学の演劇映画科に入学したが、最初の授業で方言が出て標準語が話せない事や発声もちゃんとできない事を指摘され、大ショック。
プライドが傷つき、意地も生まれ、上手くなりたくて必死で練習したんだそう。そして、プロフィールを持って製作会社を回るうち、2015年に映画「コインロッカーの女」に出演が決まり、俳優の道を歩み出した。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-worst-of-evil/
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