ついに第1のテストが決行、テストワインにたどり着いたのは…
テストの回答から遠ざかってしまったカミーユだったが、日本に来日したトマのひらめきで一気に選択肢が絞られることになる。トマは“若いワインは根セロリの香りがするが、熟成するとトリュフの香りになる”と解説したうえで、条件に合うワインとして「ベガ・シシリ」か「シュヴァル・ブラン」を挙げたのだ。
しかし2つとも手元になく、試飲ができない状態。また収穫年の違いを見極める必要もあったため、最終的な判別はテスト当日のカミーユに託された。
そして、ついに迎えたテスト当日。一青とカミーユはテストのワインを再度試飲し、一青はワインの答えを「シャトー・シュヴァル・ブラン 1999年」と迷いなく書き記す。カミーユはワインの香りを嗅ぎ、父親のワインセラーでの記憶をたどりながら、まずはワインの品種として「シャトー・シュヴァル・ブラン」と記す。その後ワインを口に含み、一度は“1999年”と記したが、それを消して上から“2000年”と直した。
しかし、テストワインの正解は「シャトー・シュヴァル・ブラン 1999年」。第1のテストは一青に軍配が上がった――。
その後、第1のテストの報道を見た仄香は激怒。すぐさま博和に電話をかけ、「役立たず」「出会わなければよかった」と責め立てた。その後暗い表情の博和は時計や結婚指輪などを外し、メモと一緒にレストランのフロントに預けると、そのまま暗闇の中へと去って行くのだった。
一青が眺める写真に映っていた2人の男女の正体を考察
第1のテストに“半ば強引に”参加してしまった一青は、恐らくこれまで以上に母親の怒りを買ってしまうこととなった。一方のカミーユは、ルカやフィリップ、トマ、レストランチームのメンバーなどに支えられ、ヒントをもらいながらチーム戦でテストに挑んでいく。またワインへのトラウマも解消され、前向きな変化も見られる。こうした主人公2人の“陰”と“陽”の対比が、本作の見どころの1つと言えるだろう。
そして気になるのは、3話ラストで一青が眺めていた1枚の写真。そこには、アレクサンドルとにこやかな表情の若い男女が写っていた。写真を一青が持っていたこと、印刷が色あせていたこと、男女が東洋人であることから、もしかしたら一青の両親が過去にアレクサンドルと何かしら交流を持っていたのかもしれない。
だがもしこの写真の男女が仄香と博和だとしたら、仄香がワインの道に進もうとする一青を責め立てるのは、アレクサンドルとの間に何かしらの確執があったことが考えられる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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