オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「ANNA/アンナ」。第6話(最終回)では、アンナ(ジュリア・ドラゴット)とアストル(アレッサンドロ・ペコレッラ)の運命が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第6話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
「ANNA/アンナ」とは
本作は、2015年にイタリア人作家のニコロ・アンマニーティが発表しベストセラーとなった小説「Anna」が原作のパンデミック・ファンタジー。謎の感染病“赤い病”が世界中を襲って大人が全滅してしまい、免疫のある14歳までの子供しか生存できなくなったディストピアの世界を描いた物語だ。ある日13歳の少女・アンナは、“青い子供”という集団に弟がさらわれたことを知り、母親と交わした“弟を守る”という約束を果たすため、彼を捜す過酷な旅へ出る――。
原作者のアンマニーティ自らが監督、脚本を務めることでも話題になった本作。主人公のアンナ役を演じるジュリア・ドラゴットと弟・アストル役のアレッサンドロ・ペコレッラは、本作がドラマデビュー作となる。
またアンナ役の日本語吹き替えは、アニメ「SPY×FAMILY」のアーニャ・フォージャー役で知られる声優・種崎敦美が演じている。
アンナは海を渡って本土を目指すことを決意
ある晩、アストルは母親の幻影を見る。母親は「お姉ちゃん(アンナ)の元へ帰りなさい」と伝え、アストルはンドラヴェケに「僕は行くよ、じゃあね」と別れを告げ家に戻る。その後アンナとアストルは、かつて暮らしていた家でついにアストルと再会を果たした。
アンナはアストルに、“火山に行ったとき本土を見た”と伝えたうえで「海を渡って出発しよう、薬を持った大人がいるかもしれない、私は大人になりたい」とアストルに決意を表す。こうして2人は、本土を目指す旅に出るのだった。
東宝