仲間が出来たロキが仲間たちのために選んだ“大いなる目的”
アベンジャーズから四次元キューブを使って逃亡したことで、TVAに連行されてきたロキ。ロキの変異体であるシルヴィを捕まえるためにロキを利用しようとした分析官メビウス(オーウェン・ウィルソン)と絆が生まれ、いつしか相棒に。ウロボロスなど仲間も増えていき、“裏切り王子”と呼ばれていたロキとは違う一面が見えるようになった。「ロキ」シーズン1、シーズン2を通して、ロキは成長し、進化し、真の意味で“神化”した。多くの視聴者の“ロキ”に対する見方が変わったはず。
「大いなる目的」はロキが初めて地球に来た時に発していた言葉で、ドラマ「ロキ」シーズン1の第1話のタイトルでもあり、シーズン2の最終話タイトルにも起用された。このシーズン1、2での経験を通して、ロキが自由意志の選択の先にある“大いなる目的”にたどり着いたのではないだろうか。
全米映画俳優組合のストライキが終結したということで、最終話の直前にはシルヴィ役のソフィア・ディ・マルティーノとシーズン2から仲間入りした“ウロボロス”役のキー・ホイ・クァンがSNSで「ロキ」ファンにメッセージを投稿。ロキ役のトム・ヒドルストンもアメリカのトーク番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に出演し、ロキの14年間とシーズン2を振り返った。
さて、“裏切り王子”“悪戯の神”ロキはこの先どうなるのだろうか。いつも予想を裏切ってきたロキのことなので、またまたイメージを覆すことをしてくるかもしれない。「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」といった今後予定されているMCU作品であっと驚かせてくれる何かがあるのでは?と、ついつい期待してしまう。
「ロキ」シーズン2は、ディズニープラスで全話独占配信中。
◆文=田中隆信
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
発売日: 2023/12/22