<MCU「ロキ」>声優・平川大輔「あのキャラクターとあのキャラクターが同じ作品内で登場するかも」マルチバースの可能性に期待
マーベル・スタジオが作るドラマシリーズ「ロキ」。「マイティ・ソー」(2011年)から10年以上もロキの吹き替えを担当し、自身もマーベル作品のファンであることを公言している声優の平川大輔が、このたび“マルチバース”への期待高まるコメントを寄せた。
平川大輔「今までの常識や限界をさらに超える力を与えてくれる」
第1話の配信後3日間でのグローバル視聴数が「マンダロリアン」シーズン3に次ぐ、2023年の第2位を記録し、話題沸騰となった「ロキ」シーズン2の最終話が11月10日にディズニープラスで独占配信された。
本作には、今後のMCU作品でも重要なカギを握ると言われている“マルチバース”が登場。“マルチバース”とは、この世界とは別に他の世界が並行して無数に存在するパラレルワールドのこと。
ロキの日本版声優を務める平川は「MCUの世界に、今までの常識や限界をさらに超える力を与えてくれるのがマルチバースだと思います」と、拡大し続けるマルチバースの持つ“可能性”について期待を膨らませている。
“マルチバース”誕生の瞬間が描かれ、MCUの世界観の拡がりが一気に加速
「エンドゲーム」ではアベンジャーズが時間を行き来する展開が描かれ、“マルチバース”の登場が示唆されていたが、その後、「ロキ」のシーズン1で本格登場。
時間軸を管理する組織・TVA(時間変異取締局)に捕まったロキが、自由と引き換えに時間軸を修復するミッションに無理やり挑まされる姿が描かれた。そして、ラストでは“マルチバース”誕生の瞬間が描かれ、MCUの世界観の拡がりが一気に加速することになる。
平川は「マルチバースという概念が持ち込まれたことにより、本当なら起こるはずのないことが起こったり、出逢うはずのない人同士が出逢えたりしても全くおかしくない世界観が確立されました。ということは『もしかしたらあのキャラクターとあのキャラクターが同じ作品内で登場するかもしれない!』といったワクワク展開が待っている可能性もゼロではないということです」と今後の展開について期待を込めた妄想を膨らませている。
重要なキャラクターたちをいろいろな形で描くことが可能に
「ロキ」シーズン1では、さまざまな時間軸で生きるロキが集結するシーンが描かれており、そのうちの1人は子供であったり、屈強な肉体を持っていたり、人間ではなくワニの姿をしているなど、違う世界で生きる同一のキャラクターが一堂に会するという驚きの展開が話題を呼んだ。
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2021年)では、スパイダーマン(ピーター・パーカー)に懇願されたドクター・ストレンジが人々の記憶を消す“禁断の魔術”を使ったことで、時空が歪みマルチバースの扉が開き、別の世界から脅威が襲来。
「スパイダーマン」映画ではおなじみのドクター・オクトパスの登場や、トム・ホランド演じるスパイダーマン以外のスパイダーマンも集結するなど、これまで不可能とされていた夢の競演も果たされ、MCUの世界がさらに拡大していくことが証明された。
MCUの全作品でプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも「マルチバースではよく知っているキャラクターの違ったバージョンとも出会うことができます。マーベルのとても重要なキャラクターたちをいろいろな形で描くことができるから、本当に今後がとても楽しみです」と意味深に語っている。
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
発売日: 2023/12/22