誠司=天樹勇太が恋人に告げたこと…
5年前のクリスマスイブの夜、恋人から大事な話があると言われた梅雨美。期待していたプロポーズではなく、「2年待っててほしい」と告げられた。それを言われたのが葵亭で、2年後のクリスマスイブにまたここでディナーをする約束をしたというのだ。
梅雨美は、理由を聞いても何も教えてもらえず、ふざけるなと思いつつも大好きな人を待つと決めた。その人物が、天樹勇太だった。約束の年月は過ぎても待ち続けている梅雨美。待ち人がいることは、第5話で友人の話として語ったことから推測できたが、ここにきてメインストーリーとつながった。
ギャルソンの菊蔵(栗原英雄)やアルバイトの細野(井之脇海)、そして時生は、梅雨美の待ち人が来るかもしれないと、ディナーを必ず営業しようと改めて決意するという展開となった。
新たに誠司のもう一つの名、天樹勇太を知る人物が判明した。誠司が記憶を失ったのは、クリスマスイブ前夜である23日夜のこと。逃亡犯となるきっかけの殺人事件が起きたときに何者かに殴られたことによる。それまでは記憶があったわけで、梅雨美との約束から3年経過している理由、そして誠司とは何者なのか、その詳細が解き明かされたとき、2人がクリスマスイブディナーで再会できるのかも注目だ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部