ミュージカル「東京リベンジャーズ」開幕、主演・竹中凌平らが歌とダンスで熱い物語を繰り広げる
11月24日(金)より東京・天王洲 銀河劇場にて、ミュージカル「東京リベンジャーズ」が開幕した。初日に先駆けて11月23日に行われた公開ゲネプロの模様をレポートする。(公演の内容に触れる記載を含みます)
大人気漫画が初のミュージカル化
「東京リベンジャーズ」は2017年から2022年まで「週刊少年マガジン」にて連載された、和久井健による大人気漫画で、コミックスのシリーズ累計発行部数は7000万部を突破している。うだつの上がらない日々を過ごす主人公・花垣武道が、人生唯一の恋人であった橘日向を死の運命から救うため、12年前の中学生時代にタイムリープし自身の過去を変えていくバトルアクション作品だ。2021年に舞台化され、今回は初のミュージカル化となる。
本作では主人公・花垣武道を、舞台「ブルーロック」潔世一役や、「家庭教師ヒットマンREBORN! the STAGE」沢田綱吉役などを務めてきた竹中凌平が演じ、カリスマ性にあふれる東京卍會総長・佐野万次郎ことマイキー役に北村諒、その右腕・龍宮寺堅ことドラケン役に井阪郁巳、武道が救いたいと願う橘日向役に佐々木舞香(=LOVE)、その弟で武道と協力し姉を救おうとする橘直人役に佐藤信長、物語の裏で暗躍する稀咲鉄太役に横田龍儀、彼と行動を共にする半間修二役に磯野大といったキャスト陣が揃った。
演出はミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンを手掛ける三浦香、脚本は舞台「あんさんぶるスターズ」シリーズの赤澤ムック。音楽は、舞台『弱虫ペダル』シリーズ、舞台『刀剣乱舞』シリーズのmanzo、「ブルーピリオド」The StageのTAKA、振付はMANKAI STAGE『A3!』シリーズを担当する梅棒の遠山晶司、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンのYOUと、様々な2.5次元舞台で活躍するスタッフ陣が名を連ねる。
歌とダンスで熱い物語を繰り広げる
ステージは中央に階段のある2階建てで、鉄骨や金網、所狭しと置かれた小道具が不良の世界観を演出。プロジェクションマッピングのような映像は使用せず、歌唱とダンスを中心にストーリーが進んでいく。幅広い曲調の楽曲バリエーションと、ケンカのシーンでも時にコミカルなマイムを交えた振付によって、テンポよく飽きさせない展開となっている。一方で日向が武道を勇気づけるシーンなどはしっとりと魅せ観客を惹き込む。クライマックスでは冒頭の楽曲のリプライズによって、カタルシスが効果的に演出されていた。
本編終了後、カーテンコール曲での歌とダンスは、ペンライト使用可能な応援タイムに。キャストによる客席降りもあり、劇場が一体となった盛り上がりを見せていた。上演時間は約2時間20分(途中休憩なし)。
ミュージカル「東京リベンジャーズ」
<東京公演>2023年11月24日(金)〜 11月26日(日) 東京都・天王洲 銀河劇場
<大阪公演>
2023年12月1日(金)〜 12月3日(日) 大阪府・メルパルクホール大阪
公式サイト
https://tokyo-revengers-musical.com
公式X
https://twitter.com/revengers_mu
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