山下智久が、2024年4月スタートの新ドラマ「ブルーモーメント」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)にて主演を務めることが分かった。同ドラマは、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。5年ぶりの民放ドラマ主演となる山下は、そんなSDM本部のチーフ/気象研究官を務める主人公・晴原柑九朗(はるはら・かんくろう)を演じる。
命がけで奔走する新しいヒーローの姿を描く
「ブルーモーメント」は、現在「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載中の同名コミックが原作。原作および番組タイトルの“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと。「ブルーモーメントを見られること」は、「いつもとなんら変わらない朝を無事に迎えられること」を意味する。あまりにささやかなこと、と思うかもしれないが、何よりも大切なそんな幸せを守るべく、命がけで奔走する新しいヒーローの姿を描く。
脚本は、「イチケイのカラス」シリーズを手がけた浜田秀哉。また、音楽は「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズや「海猿」シリーズを担当した佐藤直紀。躍動感のあるオーケストレーションや人の胸に染み入る繊細で美しいメロディーが特長の佐藤が紡ぐサウンドは、命がけで臨む人命救助のギリギリの場面にさらに緊迫感を高めること必至だ。なお、クランクインは2月を予定。追加キャストや注目の主題歌等については後日発表されるという。
“気象学の天才”・晴原には、「最愛の人の死」というずっと追い続ける謎が…
山下が演じる晴原は、気象庁気象研究所の研究官。端正な顔立ちと爽やかな笑顔がトレードマークで、報道番組のお天気コーナーにも出演している。しかし、そんな姿からはまったく想像もつかない別の顔を持つ晴原。それは、気象災害から人命を守るために活動するSDM本部(特別災害対策本部)の1人として災害現場で奮闘していること。
SDM本部とは、近年多発する自然災害において、対応の遅れによる人的被害の拡大を防ぐために内閣府直属のチームとして設置された組織。その中で、リーダー格(チーフ)を務める晴原は気象学の天才で、持ち前の頭脳と現場で感じた生の天気から膨大な気象情報を多角的に考察することができ、人命がかかる緊迫した状況でも一手先を読む力を持ち合わせている。
一方で、口が悪く毒舌なため、周囲からたびたび反感を買ってしまう一面も。しかし、晴原の人命救助に対する熱い志や真っすぐな姿勢はやがて仲間の彼に対する見方を変え、共感を得た者たちと共に唯一無二の最強SDMチームを作り上げる。
そんな晴原だが、彼にはずっと追い続けている謎がある。“気象学で命を救う”ことを志した理由、それは最愛の人の死。そしてそこにストーリー最大の謎があり、そのミステリーが作品を通して描かれる。