萩原監督「“キャラクター”から“人間”になる物語をやりたかった」
現実世界とウーパナンタの二つの世界をつなぐ少年少女の物語の着想は、萩原監督の「少年漫画の主人公の多面的な成長を描く」という思想からのスタートだった。萩原監督は「主人公が異世界(アニメ)から現実世界(実写)にやって来て、異世界で通じていた思想が通じない中でさまざまな出会いや事件を通して、より多面的なキャラクターに成長していく。現実世界に来たことによって、“キャラクター”から“人間”になる物語をやりたかった」と語っている。
キャラクター設定の細部にまでこだわりが光る
作中の二つの世界は萩原監督に加え、アニメパート担当の大塚監督とキャラクター原案・コンセプトアートを担当した出水氏によって構築されていった。例えばガフィンは、現実世界にやってくるドラゴンだが、実際の造形物も制作したことで、立体でガフィンを見て、翼はどう動かすのがリアルになるか、さまざまなアイディアが現場で湧いてきたという。
また、ガフィンは「頭部が弱い」という設定のため、当初はヘルメットのようなものを被せようと考えていたが、ウーパナンタにプラスチックは存在しないため、ドラゴンの皮の帽子に。そして、鞍もウーパナンタに動物はいないため魚の皮と骨で作られたものにするなど、細部にまで制作陣のこだわりが込められている。
・(C)表記:(C)2023 Disney
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