“殺し屋集団”から突然命を狙われる主人公・ジアン(キム・へジュン)のサバイバルを描く「殺し屋たちの店」が、1月17日に配信スタート。同作でジアンの叔父チョン・ジンマンを演じているのが、現在42歳(満年齢)の人気俳優イ・ドンウクだ。コン・ユとのブロマンス(男性同士の熱い友情)が話題を呼んだ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(2016年)などで日本でも人気の彼だが、そのキャリアは演技だけでなくモデル活動やバラエティーMCなど、実に多彩。その来歴をあらためて振り返ってみたい。
抱腹絶倒のけんかシーンも…「トッケビ」死神役で人気
1999年、高校3年生の時にドラマ「道の外にも世界はある」で主演を務め、俳優デビューしたドンウク。韓国若手俳優の登竜門と言われる「学校」シリーズなどを経て、2006年の主演ドラマ「マイガール」で商才に長けた実業家・ゴンチャンを演じ、一躍スターの仲間入り。除隊後復帰作「女の香り」で、余命半年のヒロインと出会って父の言いなりだった人生に意味を見いだしていく御曹司・ジウクを好演。この作品は当時アジア10カ国で放送され、韓国では同時間帯の視聴率1位を独占するなど大ヒットとなり、ドンウクは一気に世界的スターへと飛躍した。
そんなドンウクの名をさらに世界に知らしめた作品が、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」。メインカップルのコン・ユ&キム・ゴウン、サブカップルのイ・ドンウク&ユ・インナ、そしてコン・ユ&ドンウクのブロマンスという3通りのカップルがそれぞれに魅力にあふれ、韓国で最高視聴率20.5%を記録する大ヒット。第53回百想芸術大賞をはじめ主要アワードで15部門の栄冠に輝き、社会現象となった。
この作品でドンウクが演じたのは、名前を持たない“死神”。一見冷酷そうだが、うっかりヘマをしてしまったり人間のサニー(インナ)に恋したりと実に“人間らしい”キャラクターで、犬猿の仲のトッケビ(コン・ユ)とも抱腹絶倒のけんかシーンを繰り広げた。実はこのけんかシーン、ほぼアドリブだったという。
イ・ドンウクの多彩な来歴
切ないロマンスからコミカルなブロマンスまで、多彩なキャラクターを演じ人気俳優の地位を確立したドンウクだが、活躍のフィールドは演技だけにとどまらない。身長184cmの長身を生かしたモデル活動でも「PC LADY&TUDOU ファッション祭典アジアファッションスター賞」(2013年)や「第9回アジアモデル授賞式ファッショニスタ賞」(2014年)を受賞する活躍ぶり。
さらにバラエティー番組でも活躍している。注目を集めたのが、人気オーディション番組「PRODUCE X 101」(2019年)で務めた“国民プロデューサー代表”。デビューに向けてしのぎを削る練習生たちに寄り添い、厳しくも温かい言葉を掛ける姿から“頼れる兄貴分”のイメージが定着。健康バラエティー「マイ・ボディガード」(2016年)ではメインMCを務めるだけでなく、鍛え上げた肉体美でもファンを喜ばせた。
キム・ゴウンと5年ぶりに共演した音楽ヒーリングバラエティー「パラドンバダ~海の見えるライブBar」では貴重な歌声を披露し、癒やしムードたっぷりのトークも展開。自身初の冠番組「イ・ドンウクはトークがやりたくて」(2019年)でトーク番組の単独MCに挑戦した際には、初回ゲストに親友コン・ユを招き、済州島でドライブトークを繰り広げた。こうしたバラエティーで「トッケビ―」共演陣との絆が見え隠れするのも、ドンウクの人柄の良さを物語っている。
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