牧が「良かったぁ」と泣き笑い
牧は指輪を探しに行ったが、どこにもなかったことを春田に謝罪して涙する。春田も牧を慰さめながら泣き、「新婚旅行だろ」と言い聞かせる。
翌日、牧が陶芸のところに指輪があるのではないかと言っていた通り、指輪はあった。しかし、指輪は春田の湯飲みに埋まっていて「どゆこと?」と春田はいぶかしがる。
思い起こせば、牧が外した指輪の上で春田が陶芸の粘土をこねて指輪が埋まったのだった。「俺やん」という春田を、牧は「もう!」と言いながら両手でポカポカと叩く。そして、牧は「良かったぁ」と泣き笑いするのだった。
てんやわんやだったが、春田と牧らしい新婚旅行に頬がゆるんだ。
◆構成・文=牧島史佳
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