ナースエイドチーム全員が裏切者…さらに裏で操っていたのは小手伸也“猿田”だった<となりのナースエイド>
夏芽の過去が明らかに
澪は急いで夏芽のマンションに駆け付け「辞めないでください」。しかし夏芽には、澪が自分を引き留めようとする理由が分からない。「あんたの部屋に侵入したのは私よ」。なんと猿田に命令されて澪の部屋からノートPCを盗んだのは夏芽だった。「私が辞めたらせいせいするでしょう?」と夏芽。しかし、それでも澪は、夏芽に辞めてほしくない。なぜだか自分でも分からないが、この数カ月、夏芽と一緒に働いてきて、澪は素直にそう思う...「私、夏芽さんのこと好きだし」。
動揺する夏芽は「私は誰にも期待しない!もうあんな思いはしたくないの!」ナースエイドになる前、製薬会社で経理を担当していた夏芽は、親友でもあった同僚の横領に気付いてしまった。夏芽は「誰にも言わないから」と横領をやめるよう説得し、彼女も納得してくれたはずだったが、夏芽は彼女から裏切られ、逆に横領の罪を着せられて会社を追われてしまった。
そんな夏芽を拾ったのが猿田だった。星嶺医大でナースエイドとして働く代わりに、言うことを聞けと。「だから私は誰も信じないし、期待しないの」夏芽が人と深く付き合おうとしないのには、そういう理由があったのだ。しかし澪は「やっぱり夏芽さんて人間が好きなんですね」。人間が好きだから裏切られるのが怖い...嫌いになりたくないから期待しない...そんな夏芽の本心を見抜いた澪は「私は夏芽さんを裏切りません!私はナースエイドです。何を言われようが人に寄り添います」澪の揺るぎない思いに、夏芽は圧倒される。
夏芽に殴られて激怒する猿田を大河が一喝し、事態は大ごとにならずに済んだ。翌日、いつも通り出勤した夏芽は、香澄に「人に期待しないと人生は楽だけど、たまに期待してもいい人間っているから」。人が変わったような夏芽の言葉に、キョトンとする香澄。その病室に、クラスメートの茜が見舞いにやってくる。「先生、私これからどうしたらいいんですか?」澪は不安な気持ちを大河に打ち明ける。そんな2人の前に再び橘が現れ...「お聞きしたいことがあるんです」。橘は、統合外科が隠しているある重大な秘密に気付いていた。
第8話の見どころ
橘の言う“星嶺医大の秘密”とは一体…澪は姉・唯の死に星嶺医大が関わっていることを知り、混乱を隠せない。そんな中、突如大河の家族だという少女・小夜子(永瀬ゆずな)が入院してくる。今すぐに手術が必要な危険な状態だが、小夜子にはどうしても手術を受けられない複雑な事情があった。
そして、この少女を通じて大河の知られざる過去が明らかとなり、澪との思わぬ共通点が見えてくる。一方、猿田に背いた晴美、夏芽、相馬の3人は、猿田の反撃を恐れていた。案の定、猿田はすでに火神に根回しをしていた。3人は火神に呼び出され、衝撃の通達を受ける。