麻生「歌詞の印象は女子高生が主役なのかなと」
夏帆が主演を務める第1週は「青春のリグレット」、麻生が主演を務める第2週は「冬の終り」、宮崎が主演を務める第3週は「春よ、来い」とユーミンの名曲がテーマとなっている本作。
それぞれの曲の印象や思い出について聞かれた夏帆は「『青春のリグレット』は『私を許さないで 憎んでも覚えてて』という歌詞がすごく印象的で、今回のドラマもその言葉がすごく核になっていて、その気持ちを中心に物語が出来上がっていると思うので、ぜひドラマを見る前に曲を聴いてほしいなと思います」とアピール。
また麻生は「『冬の終り』はこの作品をやらせていただくことになって改めてちゃんと聴かせていただいたのですが、歌詞の印象は女子高生が主役なのかなと思いました。でも小説になった段階で読ませていただいて、まさかスーパーで働く女性が主役になるなんてって思って(笑)。どう結びついていくんだろうって…。でもそこで思ったのが、曲から受ける印象ってとても自由だなって。小説から脚本になったときもまた違う印象を受けたので、それぞれが自由に作品を膨らませていっている感じがすごくよかったなと思いました」と回答。
続いて宮崎は「撮影前にライブに行かせていただいたのですが、そのときにユーミンさんが歌っている姿を生で見ることができて『春よ、来い』も歌ってくださっていたので、そこから勝手にバトンを受け取ったような気持ちになって。ユーミンさんの思いを私なりに受け取って、ドラマの中で生かせたらいいなと思いました」とエピソードを明かした。
宮崎「ますますファンになりました」
ユーミンの世界観の魅力や個人的に好きな曲について聞かれ「曲を聴いただけでその情景や匂いや湿度が伝わってくるのがすごいなと思います。個人的には『潮風にちぎれて』が好きなんですけど、すごく海を感じるというか、曲を聴いただけですぐその世界に行けるようなところが好きでいつも聴いています」と語った夏帆。
また麻生は「どの年代の曲を聴いても古さを感じさせないのがとても魅力的だなと思っています。私が個人的に好きなのは『夏の夜の夢』で、高校生のときぐらいにカラオケでよく歌いました」と回答。
さらに宮崎は「私はライブも母と一緒に見させていただいたんですけど、母がユーミンさんの大ファンなんです。なので、今回ドラマのお話をいただいて“母が喜んでくれるかもしれない”と一番に思いましたし、実際に喜んでくれていました。また自分の子供も『魔女の宅急便』を見て『ルージュの伝言』とかを聴いたりしているので、世代を問わず今の曲として聴けるってすごいことだなと思いますし、今回こういうかたちで関わらせていただいて、ますますファンになりました」と語った。
最後にドラマの注目してほしいポイントについて制作統括の神林氏は「全部ユーミンさんの曲でありながら、1つ1つ違う個性を持って生み出された作品なので、それぞれの曲がどんなかたちで登場するのか、注目してほしいです。単純にBGMやエンディングとしてかかるのではなく、それぞれの曲に意味を込めて作らせていただいたので、ぜひ楽しみにしてください」と語り、期待感を高めた。
※宮崎あおいの「崎」は正しくは「立さき」
Universal Music
発売日: 2023/12/20