カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」(4月1日[月]夜9:00-10:48放送、フジテレビ系)の制作発表が3月2日に都内のスタジオで行われ、反町隆史、山崎裕太、岡崎紗絵、小手伸也、八木莉可子、畑芽育、日向亘が出席。
岡崎は初の教師役で緊張
1998年の夏に放送された反町主演の連続ドラマ「GTO」が、26年ぶりに新作スペシャルドラマとして復活。「GTO」は、藤沢とおるによる同名漫画が原作。元暴走族で立場や損得とは無縁の高校教師・鬼塚英吉(反町)が、本音をぶつけ合い命がけで生徒に向き合うことで、社会の裏側にくすぶっている問題を解決していく学園ドラマ。
岡崎は、今回が初の教師役で緊張していたという。「伝説のドラマGTOの先生っていうのは本当に大きなことでしたので、撮影に入る前から緊張でした。生徒の前に立ち、キラキラしたまなざしを一斉に向けられるっていう場にまた緊張が高まりました。ただ、現場でもすごく反町さんがリードしてくださって、こうしたらやりやすいんじゃないのかとか、こういう形に変えたらどうかっていうことを常におっしゃっていただいたので、そこについていきました。役柄も鬼塚先生の指導を継承していくポジションでしたので、撮影現場でもそういう流れにしていただいて本当にありがたかったです」と岡崎が語ると、反町は「(岡崎の役は)一番大事なポジションで、視聴者目線なんですよね。真正面からの芝居をしてるので、GTOが本当に見やすくなっていると思います」と絶賛。
鬼塚と教頭の関係性も令和版に
小手は、反町と同い年ということで「勝手に親近感を抱いてます」と話し、「共演も何度かあるんですけど、そのたびに敵対する関係ばっかりで大体けんかしています。今回は特に一緒に絡むシーンが多かったので、結構ディスカッションをさせていただいて、その作業はすごく楽しかったです」と裏側を明かす。
それに対して反町は、「やっぱり今回26年ぶりなので、昔の感じっていうのは唯一僕が知っていて、ファンの方が見たい瞬間っていうのが多分あると思うので、それはディスカッションしました」と過去作のファンの思いも汲んでいるという。
また、26年前に「GTO」名物となる教頭を演じていたのは中尾彬で、視聴者に大きなインパクトを与えていた。小手は、「中尾彬さんの印象がすごく強いので、まねはできないっていうのを最初から分かった上で、鬼塚との関係性を令和に置き換えた時に、鬼塚先生が年を経て強くなっている部分は立てた方がいいのかなっていう気がして。中尾さんの時のように対等に戦うパワーバランスというよりも、だいぶ小物感を強めにさせていただいて。その上で、その原作のGTOにおける内山田先生は、結構顔芸がすごいので、そこはちょっと踏襲しています」と役作りについて語った。
◆取材・文=水沢あすみ