俳優の西川俊介が、今年でデビュー10周年を迎える。「第26回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞したのをきっかけに、ドラマ「GTO」(2014年、フジテレビ系)で俳優デビューを果たした西川。初主演となった「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(2015年~2016年、テレビ朝日系)の思い出や公開中の映画「ドラレコ霊」、5月に上演を控える舞台「京極の轍―京羅戦争編―Powered by ヒューマンバグ大学」への意気込み、さらに4月4日(木)で30歳の誕生日を迎える心境などを語った。
デビュー10年“第26回ジュノン”での友人との約束
――デビュー10年で、今あらためて思うのはどんなことですか?
「第26回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞させていただき、ドラマ「GTO」で国分つかさを演じさせていただいてから10年ですか…。本当にいろいろな作品に出させていただいて、いろいろな作品に出演させていただけるたびに、さまざまなことを吸収させていただいて…。いろんなことがありすぎて、あっという間の10年でしたね(笑)。
――「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」を受けた当日の思い出などありますか?
もちろんあります! 地元の友達に「俺、絶対“準グランプリ”取るから!」と宣言して会場に向かいました!(笑) 第25回のときも受けているんですけど、そこで全然ダメだったんです。地元では、イケメンと言われていたんですけどね(笑)。それで周りのみんなに言われて出場はしてみたものの、全然ダメで…。それが悔しくて、火がついてしまって。「群馬はこんなもんじゃない」というところを見せたくて!
1年間、グランプリを受賞するための研究をし、自分を磨きましたね(笑)。ただ、優勝という言葉はどこかおこがましくて「絶対“準グランプリ”取る!」と。地元の友人との約束を果たしました。
憧れのヒーローへの変身
――印象に残っている出演作を教えてください。
それはどうしても「手裏剣戦隊ニンニンジャー」になってしまいますね。1年間、同じ役を演じられることは特別で、幸せな環境でした。笹野高史さんをはじめ大先輩とも共演をさせていただけて、今の自分を形づくってくれた作品です。街を歩けばアカニンジャーのおもちゃがあって。
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」(1999年~2000年、テレビ朝日系)を見て育ったんです。いとこと一緒にヒーローショーに行ったりもして。なので、子供のころに憧れていたヒーローになったんだな~と熱くなりました。
――演技のスタイルやアプローチに関して、10年前と比べて大きな変化を感じますか?
台本の読み方は変わりました。当時は、右も左も分からないままがむしゃらに突き進んでいました(笑)。いろいろな現場を経験するごとに、台本のどこで感情がアップするからここで感情を引くなど、そういう考えを持ちながら台本を読むようになっていきました。
日々のスケジュールの香盤表の見方も最初は全然分からなくて。香盤表に書いてある“D”とか“N”って、最初は「これ何っ!?」でしたから(笑)。(撮影の時間帯を表すDはデイシーン[昼]、Nがナイトシーン[夜])
――若い頃の自分と比べて、どのような違いを感じますか?
根本的には変わってないと思います。ずっと18歳ぐらいのままのテンションです(笑)。なので違いは感じていないですね。“自分もこうなりたいな”という役者の先輩たちを見てきて、もっといろいろな役を演じてみたいとは感じています。
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■映画「ドラレコ霊」
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