木村拓哉「皆さんのポジティブな気持ちをしっかりと形にしたい」
もう一度「グランメゾン東京」の世界観を構築できるというのは、自分の中で非常に熱量のあるニュースでした。当時のキャストみんなが誰1人変わることなく存在してくれているのが、非常に誇らしいし、うれしいし、ありがたいし。
その一員である尾花として自分は参加させていただいているので、自分のパートを全力でやるしかないなという気持ちがあります。
現場に立ってみてまず思ったことは、そこに早見倫子がいてくれて、京野陸太郎がいて、相沢瓶人、芹田や萌絵ちゃん、祥平がいると、そこに立っているだけで周りが自分を尾花夏樹にさせてくれる。演じていくうちにどんどん尾花になっていくという感覚でした。最終的に尾花を構築してくれたのは、相対する役のキャストのみんなです。
そして、塚原監督が「おかえりなさい」と言ってくれたのが非常に大きかったです。脚本に関しては、新型コロナウイルスで世界的なパンデミックに陥ってしまい、飲食業界の方たちは本当に厳しい状況の中、いろいろな選択を強いられる方たちがたくさんいらっしゃったと思います。だからそこを避けて通るのはやめようという話だけはさせていただきました。
4年前、早見倫子シェフが三つ星を取って軌道に乗ったであろう「グランメゾン東京」が、コロナの影響をどう受けて、どう踏ん張ってきて、どう過ごしたのかというところは飲食業界の方たちから見ても変なデコレーションはせずに作れていると思います。
「グランメゾン東京」を楽しみにしてくれている皆さんのポジティブな気持ちをしっかりと形にしたいなと思います。
プロデュース・伊與田英徳「私自身とても楽しみです」
連ドラが終わったときから、その後の尾花夏樹を見たいと切望しておりました。そして、倫子、京野、相沢、祥平をはじめとする「グランメゾン東京」のメンバーの行く末も大変気になっていました。
このたび、念願がかなって皆さんにお会いできることになりまして、私自身とても楽しみです。栞奈や芹田、美優、萌絵が成長したのかも知りたいですし、丹後、リンダの存在も不気味です。何より、尾花が今作で何をするのかとても興味がわいています。
連ドラから引き続き、三つ星レストランのシェフの岸田さんに監修していただいた料理も楽しみです。服部栄養専門学校にもお世話になりました。脚本も黒岩さんに手掛けていただきわくわくしています。
撮影は演出の塚原監督を中心に、木村さんはじめとするキャストの皆さん、スタッフが一丸となってワンカットワンカット真心をこめて制作しております。ぜひ皆さん、楽しみにお待ちいただきたいと思います。
TCエンタテインメント