ソン・ジュンギ主演の話題作で、財閥一家に裏切られた青年が過去にタイムスリップして生まれ変わり復讐を誓う「財閥家の末息子～Reborn Rich～」が、映像サービス「Lemino」にて独占配信中。さらに、3月8日～3月31日(日)の間にLeminoはサービス開始1周年記念として同ドラマを無料開放中だ。これを機に過去と現在、そして未来に繋がる“復讐ファンタジー”である同ドラマの見どころを振り返る。
国内一の財閥グループに人生を奪われた男の復讐劇
同ドラマは「クリスマスに雪は降るの？」「トキメキ☆成均館スキャンダル」などで知られるソン・ジュンギが主演を務めるサスペンスドラマ。「彼女はキレイだった」「W-君と僕の世界-」のチョン・デユン監督、「トキメキ☆成均館スキャンダル」「ビューティフル・マインド」の脚本家キム・テヒがタッグを組み、イ・ソンミンら強力な共演者が脇を固めた盤石の体制で製作されている。
ソン・ジュンギが演じるユン・ヒョンウは、国内一の財閥グループ「スニャン」の企画調整本部傘下の未来資産管理チーム長。しかし輝かしい肩書とは裏腹に、実際は経営者チン一家の不祥事を全方位から揉み消さなくてはならない“しもべ”のような仕事をしていた。
いつもと変わらず会社に忠誠を尽くしていたある日、ユン・ヒョンウはグループの隠し資産を回収するために海外行きを命じられる。重要な任務をつつがなく終えたユン・ヒョンウだったが、突然何者かに銃撃されたうえ崖下へ転落してしまう。手ひどい裏切りで命を落とすことに、悔いと怒りを心に宿すユン・ヒョンウ。その気持ちが天に届いたのか、信じられない奇跡が起きる。
ユン・ヒョンウが目を覚ますと、そこは1987年の韓国だった。また自分がスニャングループ創業者チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)会長の孫チン･ドジュンに転生していることに気づく。ユン・ヒョンウは自分を殺した一族の末息子としての、第2の人生を歩むことになった。
長年どんな仕事でも忠実にこなし、忠誠を尽くしていた自分の命を一瞬にして奪ったスニャングループ。そんなスニャン一族へ復讐するため、ユン・ヒョンウは自分の記憶を駆使して真相を探る。
転生した“チン・ドジュン”の姿で、知識を活かしてどんでん返し
同ドラマのユニークな点は、1987年に転生したという設定を存分に活かしていること。時代はソウルオリンピックが翌1988年にあり、国全体が民主化宣言によって変わっていく激動のさなかだ。ユン・ヒョンウは過去の知識を活かして、混沌の1987年を縦横無尽に駆け抜けていく。
一族の中でおこなわれる権力闘争に巻き込まれないようにしつつ、将来を見越して将来の巨大流通会社を買収。外貨を獲得することで国を揺るがせる経済危機にも泰然と構えるなど、ばっちり経済の要点を押さえたチン・ドジュンの立ち回りは非常にリアルだ。
単純に「自分が過去に戻って成功する」という夢を見せるドラマではなく、才能と能力を持つ主人公が全霊を持って復讐を果たすという“大きな熱”が同ドラマのキモ。周囲を巻き込み、権力者である祖父を味方につけ、その末に待っている結末までもが視聴者を驚かせる。
息もつかせぬどんでん返しの連続は、復讐に燃えるユン・ヒョンウの魂が引き起こした必然の結果。2022年韓国最高視聴率を獲得したのもうなずける、骨太のミステリなのだ。
https://lemino.docomo.ne.jp/ft/0000038/
▼「財閥家の末息子」をLeminoで見る▼
https://lemino.docomo.ne.jp/?crid=Y3JpZDovL3BsYWxhLmlwdHZmLmpwL2dyb3VwL2IwMGQ2NmQ=
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