真田広之が主演&プロデュースを務め、ハリウッドの制作陣が手掛けるディズニープラス「スター」オリジナルドラマ「SHOGUN 将軍」(全10話/毎週火曜に配信※最終話は4月23日[火]配信予定)の第5話が3月19日に配信された。ラスト2分で登場した落葉の方(二階堂ふみ)の強烈な存在感に、視聴者の視線が集中した。(以下、ネタバレを含みます)
“淀君”にインスパイア 稀代の女傑
「SHOGUN 将軍」は、ジェームズ・クラベルのベストセラー小説を原作に、日本に漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(按針=コズモ・ジャーヴィス)の視点から戦国の陰謀と策略を描いた物語。「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたエグゼクティブプロデューサーのジャスティン・マークスに加え真田も制作陣に名を連ね、ハリウッド制作陣が本気で作り上げた戦国スペクタクルだ。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」のレビュー評価で99%をキープ(3月20日時点)するなど、世界から注目を集めている。
そんな同作で二階堂が演じているのが、豊臣秀吉の側室・淀君にインスパイアされた“落葉の方”。二階堂は、かつて大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年、NHK総合ほか)で淀君を演じており、縁あるキャラクターだ。
落葉の方は、太閤の子を産んだ唯一の女性として、太閤亡き後も大坂で大きな政治的影響力を握っている。女性としての魅力にあふれた容姿、そして抜け目のない性格の持ち主で、自分とわが子・八重千代の身を危うくしかねない虎永(真田)に敵意を向け、五大老の一人・石堂(平岳大)をそそのかして虎永を追い落とそうと画策する。
「大老衆はいっぱい食わされたと…」
旗本としての生活をスタートさせた按針が、主に忠誠を尽くす武家文化や日本人の死生観に触れ、大きなショックを受けた第5話。そのラストでは、落葉の方が江戸から大坂へ帰還した。
出迎えた八重千代の頬を両手で優しく包み込み、母らしい柔らかいまなざしを向けた落葉の方。一方、石堂に対しては「大老衆はいっぱい食わされたとも聞いておりまする。またもや虎永にたばかられ、動きを封じられた」と痛烈に皮肉り、最後は「大老衆のお考え、しかと聞かせてもらいましょうぞ」と、なんとも威圧的にほほ笑んだ。
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Hodder & Stoughton
発売日: 2013/06/20