窮地に立たされるクワイエットの前に現れたのは…
目を覚ましたジョンは、クワイエットからの置手紙があることに気づく。そこには、「私はストーンに代償を払わせる」「長生き1号になりなよ、頑張れ」という文字が書き記されていた。その後ジョンは1人で愛車・エヴリンを走らせるのだが、思い出すのはクワイエットと過ごした日々だった…。
その頃、ストーンを探していたクワイエットは捜査官に見つかってしまう。このことがストーンの耳に入ると、「俺の手で見せしめにする」とクワイエットが乗る車へ無線を入れる。彼がクワイエットに与えたのは“逃げるか、ストーンと話すか”の2択だった。ストーンは兄の幻影に“逃げろ”と言われるも、クワイエットは車を切り返しストーンの元へ向かった。
そしてストーンと会ったクワイエットは、激しいカーアクションを繰り広げる。しかし武装したストーンの車に勝てるはずもなく、追い込まれてとどめを刺されそうになったその時…突如ジョンが助けに現れる。
ストーンを襲撃した後、急いで倒れているクワイエットのもとに駆けつけたジョン。しかしクワイエットはストーンに負わされたケガにより、意識を失ったままだった――。
いつの間にか“かけがえなのない存在”になっていたジョンとクワイエット
第5話で、ジョンを巻き込まないためにあえて毒を盛り、1人でストーンの元へ向かったクワイエット。しかし、結果としてジョンに救われることになった。
以前はお互いを“自分の目的を果たすために利用する”というスタンスで、特別な感情があるわけでもなかったが、今回クワイエットはジョンを巻き込まないよう思いやり、ジョンも危険を顧みず助けに来た。もしかすると、一緒に行動しているうちに、お互いを“かけがえなのない存在”だと認識するようになっていたのかもしれない。
一方同話では、スウィート・トゥースとステューという意外性のある組み合わせが相棒のような存在になるシーンも描かれた。恐ろしいイメージのあるスウィート・トゥースだが、自分を心から理解してくれる友達がほしかったのではないだろうか。
以前映し出されたスウィート・トゥースの劇場には、精神科病棟のアイテムもあったことから、過去に人間関係の何らかのトラウマがあって入院しており、それ以来人を信用できなくなっている可能性も考えられる。ただ、彼は想定外の沸点を持ち合わせているため、ちょっとした出来事がきっかけで、ステューとの関係に亀裂が入ってしまわないか気になるところだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント