コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、わたなべ萌さんがX(旧Twitter)に投稿した「美味しさジュワッ!あつあつのうま味いっぱいレシピ」をピックアップ。
作者のわたなべ萌さんが3月11日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、1.5万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、わたなべ萌さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
明日のご飯はアヒージョで決まり!
スーパーでの買い物中、ボイルエビとホタテが安くなっていた。これで何か作れないかなと思っていると考えていると、店員さんに「俺のおすすめはアヒージョだヨ」と教えてくれた。他にアレンジレシピまで教わることができた。
にんにくをみじん切りに、マッシュルーム4等分にする。にんにく、オリーブオイル、鷹の爪をグラタン皿に入れトースターで加熱する。ボイルエビ、ホタテ、マッシュルームをよく混ぜて、トースターで加熱する。仕上げに塩、黒コショウ、パセリを散らしたら「エビとホタテのアヒージョ」の完成!
もちろんこのままでもホタテとエビのうまみが出ていて最高なのだが、アヒージョをパンに乗せピザ用チーズをかけてトースターで焼くと「アヒージョトースト」の完成である。
アヒージョの作り方から、最高のアレンジ方法まで詳しく描かれた本作。ネット上では、「絶対美味しいやつじゃん…!」「おなかすいてきた」「読んでる間無性に幸せを感じる」「これはアレンジまでやりたい!」と魅了された声が多く寄せられた。
「いろいろな料理を描いて来ましたが、このアヒージョは今までで1番美味しそうに描けた!」作者・わたなべ萌さんの語る創作の裏側
――『美味しさジュワッ!あつあつのうま味いっぱいレシピ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ぱじゃまご飯シリーズは、KADOKAWAコミックエッセイ編集部の三戸さんにご協力いただいて描かせていただいています。
「美味しさジュワッ!あつあつのうま味いっぱいレシピ」は、わたしがアヒージョが大好きなのと、良く家で作るので漫画にしました。
出来上がった時の彩りや香りが最高で、いつもテンションがあがります。
チーズをと一緒にパンに乗せて焼いたら絶対美味しい!と思い試してしたら大正解!だったのでそのエピソードも加えました。
漫画では誰でも簡単に作れるようにガスコンロではなくトースターでグラタン皿を使用したレシピにしました。
――『美味しさジュワッ!あつあつのうま味いっぱいレシピ』 の中で気に入っているシーンがありましたら、理由と共にお教えください。
アヒージョがアップになっているカラーのコマが1番のお気に入りです。
いろいろな料理を描いて来ましたが、このアヒージョは今までで1番美味しそうに描けた!とガッツポーズしました。
二番目のお気に入りはアヒージョを乗せたパンに齧り付くコマです。
他よりも小さいコマですが、アヒージョのジュワッと感が出せたかなと思います。
――様々な料理の作品を描かれているわたなべ萌さんですが、お気に入りの料理がありましたら理由と共にお教えください。
時々無性に食べたくなるのが、白ごはんに目玉焼き(半熟)と焼いたウインナーを乗せた「目玉焼きウインナー丼」です。簡単に出来るのに最高に美味しいですし、ビジュアルも100点です。
普段自分のためだけに料理をあまりしないので、自分へのささやかなご褒美になってます。
また、食べ物のイラスト描き始めたきっかけがこの丼でした。
10年前くらいに年賀状のネタが浮かばず、自分の好きなもの(目玉焼きウインナー丼)を描いて出したところ、とても人気だったので、そこから食べ物のイラストをたくさん描くようになりました。
――わたなべ萌さんの可愛らしいイラストに多くのファンが魅了されていますが、描くうえで意識していることなどありましたらお教えください。
見てくれた人が笑顔になってくれたらいいなと思って描いています。
イラストでは、イラストの登場人物とイラスト見ている人(観覧者)との間に、もう1人の見えない登場人物を想像して描いてます。
イラストの登場人物を見ているもう1人登場人物の視界を絵にしているという感覚です。
―― わたなべ萌さんの今後の展望や目標をお教えください。
もっとたくさん作品を描いて、いろいろな人に見てもらいたいです。
イラストの得意な部分をもっと磨いて、苦手な部分にもチャレンジして、たくさんの表現をできるようにしたいです。
漫画もまだ描き始めてまだ日が浅いので、コマ割りなどを研究して読みやすく、魅力的な漫画を描けるようになりたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつも作品を見てくださり本当にありがとうございます!
これからもたくさん作品を描いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。