原作・七海仁氏のコメント
『Shrink~精神科医ヨワイ~』は、繊細で複雑で、だからこそ面白い精神医療をテーマにした作品です。映像化はさまざまなハードルが考えられるため、難しいかも…と思っていたのですが、こうしてNHKさんで実現していただけてとてもうれしいです。
キャストも、中村さん、土屋さんという大好きなおふたりをはじめ、素晴らしい俳優さんばかり。登場人物に新たな輝きを与えてくださるのが今から楽しみです。内容については私も関わらせていただき、中江監督や制作陣の皆さんとたくさんお話をさせていただきました。ドラマ制作のプロフェッショナルとしての情熱や矜持を肌で感じて、より期待が増しました。『Shrink』に関わってくださったすべての方に感謝しつつ、皆で“今届けたい”と強く願った物語が、観てくださる方の心にまっすぐ届くことを祈っています。
漫画・月子氏のコメント
『Shrink〜精神科医ヨワイ〜』作画の月子です。毎話、それぞれの悩みを抱えた主人公と同じ気持ちになってヨワイ先生のクリニックへ足を踏み入れるつもりで描いています。この度、ドラマ化されることによって、より没入感のあるひだまりクリニックを体験できるのかと思うと今から楽しみで仕方ありません。心の問題に無関係な人などいないと、連載を重ねる毎に思います。ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。
脚本・大山淳子氏のコメント
脚色を担当した大山です。わたし自身、若い頃に精神科に通った経験があるので、オファーをいただいた時、“こんなドラマがあったら、勇気づけられる人がいる!”と、確信して参加を決めました。脚本作りには、中江監督をはじめ、原作者の七海さん、監修のお医者様、プロデューサーほかスタッフのみなさんからもご意見をいただきました。全員が“よいドラマを”と、前のめりになって議論を重ねながら、みんなでこしらえた脚本です。私は小説家でもあり、普段執筆はひとり静かに進めるので、熱すぎる前のめりチーム(わたし含む)での創作はすごく新鮮でした。どんな映像になるのか、完成が楽しみです。