宮世琉弥が語る…ジャージキスの裏側
また、周囲の反響について、宮世は「いろんな方が観てくださっていて、そんな色々な感想を見て、ありがたいなと思っています」と思いを語った。舞台あいさつをする上で、再び同作を見直してきたという宮世と原。宮世が「一回見ただけでは気づかないところに気づいたり、撮影中の思い出が蘇ってきた」と言えば、原も「撮影初日は本当に緊張していたことを思い出しました」と同作が出来上がる過程を思い返す一幕も。
また、宮世は「台本を開くと同時に、原作の漫画を開きながらセリフを覚えました。ジャージ越しのキスなど、細かく原作に忠実に、オミくんとエリーが現実に出てきたらこんな感じかな、と思いながら撮影に臨みました」と裏話を明かした。
特に「原作で描かれた、オミくんが恥ずかしくなる時に口が波うって見える表情を再現するのが難しかった」と、原作の画までも表現しようと努力したエピソードを披露。恋愛映画初主演の原は、「一つの目標でもあったので、うれしかったです。表情豊かな女の子だったので、漫画を見返しながら、オミくんとエリーの照れ顔がひたすらキュンキュンさせてくれるので、変顔の練習もしながら現場に向かっていました」と振り返った。そんな2人について三木監督は、「この作品をどう作ろうかと思った時に、この2人に出会って、もっと面白くできそうだと思った。キラキララブストーリー一辺倒ではない面白い部分を想像できた」と絶賛した。
原菜乃華・手紙のサプライズに「うれしすぎてずっと生きていけそうです!」
サプライズとして、原作者の藤もも氏から、監督とW主演を見事に演じ切った2人へサプライズで手紙が到着し、読み上げられる場面も。手紙の中で藤氏は、メガホンを取った三木監督へ映画化への感謝を伝え、エリーを演じた原へはかわいらしい表情を称賛。さらに、オミくんを演じた宮世には、演技のみならず撮影現場で垣間見たその人柄をも絶賛した。まさかのサプライズに、宮世は「超うれしかったです。感動しました」と喜びを隠せない様子に。原は「原作者の先生にそう言っていただけて、うれしすぎて、いま有頂天です!」と感激をあらわにした。
イベントは終盤となり、原は「オミくんにたくさんキュンキュンしていただいて、エリーの妄想にたくさん笑ってください。人に好きという純粋な想いをぶつける事の尊さを感じる作品だと思いますので、たくさん見てもらえたらうれしいです」、宮世は「本作に対する皆さんの感想をよく見ているので、それを知った上で、また皆さんの前で舞台あいさつができるのは超うれしかったです!これからも『恋わずらいのエリー』をいろんな方に観ていただけたらと思います!」と締めくくり、宮城と東京を凱旋して大ヒットを祝す舞台あいさつは幕を閉じた。