藤原紀香が魅せる妖艶な世界! ミュージカル「キャバレー」公演がスタート
主演に藤原紀香を迎えたミュージカル「キャバレー」が1月7日より日生劇場で幕を開け、初日公演に先駆けマスコミ向けのゲネプロが公開された。
舞台「ドロウジー・シャペロン」でミュージカルデビューを果たし確かな歌唱力と華やかさでファンを魅了した藤原、ストーリーに沿うように歌とダンスで観客を案内するミステリアスなEmceeに諸星和己、ミュージカルデビューとなる注目の若手俳優・阿部力、さらには元宝塚歌劇団トップスターの杜けあき、高嶺ふぶきら豪華キャストがステージにさらなる華を添える。
「キャバレー」はブロードウェイミュージカル史上に輝く珠玉の名作。長い上演期間を誇る中でトニー賞やアカデミー賞においても数々の賞を受けている。世界中で幾度となく上演され、ミュージカルファンを魅了し続けている。今回の翻訳上演も多くのファンが実現を待ち望み、演出家として宝塚歌劇の傑作「エリザベート」を手掛けて読売演劇大賞優秀演出家賞を受けた小池修一郎氏を迎えるという最高の形で実現した。
ストーリーの舞台は1929年、ナチスが台頭するドイツ・ベルリン。怪しいムードが漂う街の一角にたたずむキャバレー「キット・カット・クラブ」ではEmcee(諸星)が毎夜刹那的なショーを繰り広げていた。売れないアメリカ人作家・クリフ(阿部)とキャバレーの美しい歌姫・サリー(藤原)は恋仲となり、妊娠した彼女との生活のため怪しげな仕事を引き受けてしまう。一方、クリフの下宿屋の主人・シュナイダー(杜)と心優しい果物店のユダヤ人店主・シュルツも婚約を結び、老いた2人は身を寄せ合いながら暮らしていた。しかしドイツ全体をナチスの狂信的空気が覆い、幸せだった2組のカップルを激動の渦へと巻き込んでいく。
ナチスの台頭、ユダヤ人差別など退廃的なドイツを舞台にさまざまな人間関係が複雑に絡み合ってストーリーは進んでいく。キャバレーという欲望渦巻く華やかなステージと荒廃していく街を舞台に、藤原らが誘う怪しげな歌とダンスの世界。多くのミュージカル名作を生み出したジョン・カンダーとブレッド・エブの名曲が力強くよみがえる。
〜1月29日(金) 東京・日生劇場にて公演
※12(火)、18(月)、25日(月)は休演
チケットは各プレイガイドで発売中
S席 12600円、A席 8400円