三瓶は1時間以上もミヤビのCT検査を続ける
そんな中、入院中の患者がベッドから落ちたものの気付けないでいた事故が起き、緊急手術が始まる。三瓶が執刀することになり、助手を決めるときにミヤビは脳裏に三瓶との過去が過る感覚を覚える。ミヤビは静かに「やります」と引き受け、手術が開始される。
手術は無事に成功し、その夜ミヤビは三瓶に過去を思い出した気がすると話し、「私の脳を検査してください」と言って、三瓶をそれを引き受ける。そして、ミヤビは三瓶から婚約していたと話があったという日記の箇所を修正テープで消し、「わたしは三瓶先生を信じる。」と書き変える。
三瓶はミヤビの脳をCT検査。星前が「まだ、やんのかよ。もう1時間以上撮ってるよ」と声をかける。「おかしいよ、こんな長く」と星前が言うと、「見当たらないんです」と三瓶。「え?」と聞き返す星前に、三瓶は「川内先生の記憶障害の原因が脳に存在しません」というのだった。
ミヤビと三瓶に信頼関係が築き上げられてきたことにうれしくなるが、ミヤビの脳の記憶障害がないかもしれない事実に驚いた。X(旧Twitter)でも「ミヤビの脳に病変がない理由を早よ!!!」「毎話最後に「えっ?」っていう展開が待ってて目が離せない」「ラストの展開に謎を残す上手い終わり方」とコメントが寄せられ、トレンド入りを果たした。
◆構成・文=入江奈々