歌手May'nが1月24日(日)に初の単独武道館公演「BIG★WAAAAAVE!!」を行う。
May'nは'08年にアニメ「マクロスF」のキャラクター、シェリル・ノームの歌唱パートを担当したことで一躍注目を集めた。同アニメの挿入歌「ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時 Don't be late」はオリコン週間チャート3位を記録、'09年公開の「劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」の先行ミニアルバムだった『ユニバーサル・バニー』も同じく週間チャート3位にランクイン。
並行してMay'n自身もアニメ「シャングリ・ラ」('09年)の主題歌「キミシニタモウコトナカレ」や初のフルアルバム『Styles』を発表、全てオリコントップ10入りを果たすなど精力的に活動。
そのかいあってかMay'nとして活動し始めてからわずか2年で武道館へ。また、所属するホリプロの歌手としての単独武道館公演は、なんと山口百恵以来30年ぶりなのだという。
'09年から彼女の活動を追ってきた本連載の第3弾では、1カ月を切った武道館公演について語ってもらった。
――本公演のタイトル「BIG★WAAAAAVE!!」にはどんな気持ちが込められていますか?
わたしにとって武道館での単独公演は大きなチャレンジ。でもファンの皆さんと一緒なら大きい“ウエーブ”を作ることができると信じて、チャレンジしたいという思いで付けました。この公演では、何かをしたいときに「こんなことをしてもいいのかな?」とネガティブにならずにまずはやってみようというメッセージを送りたい。わたしもどんどんチャレンジしていきますので、皆さんにとってこの公演が何かのきっかけになればと思います。
――イベント「マクロスFギャラクシーツアーFINAL」('08年)で武道館に立っています。武道館はどんなステージでしたか?
ステージと客席があまり離れていないので、一体感があり、温かい場所でした。そのおかげか不安や緊張は感じなかったんです。今回も温かいステージにしたいと思っています。愛のあるステージをみんなと一緒に作りたいです!
――ネタバレになるので具体的には言えないとは思いますが、どんな演出を考えていますか?
武道館だからこそできることをやりたいですね。ステージングは完全に“武道館スペシャル”。今までにわたしのステージを見たことがある方でも、今までとは違うものにしていきたいと思っています。また、'09年に発表した初のフルアルバム『Styles』はロックな楽曲や大人っぽい楽曲が多かったのでステージも大人っぽいものにしたい。わたし自身も'09年に20歳を迎えて“ちょっと大人”なMay'nをお見せできたらいいですね。
――大人っぽく、露出度も高くセクシーに?
露出は多くありません(笑)。
――ゴージャスな演出やドレスなどもあるかもしれない?
そうですね。そんなものもあればいいですね。どうなるかは来場してくださるファンの皆さんのお楽しみです!
――20歳になったMay'nをとのことですが、目指す20代像はありますか?
あこがれている方はたくさんいます!「20代はたくさん冒険ができるよ」とよく先輩方が言ってらっしゃいますし、落ち着き過ぎず、何でもチャレンジする心や冒険心をいつまでも忘れずにもっていたいです。
――20歳になったばかりのMay'nさんにとって'09年の1曲を選ぶとすると、やはり作詞作曲を担当した配信限定シングル「my teens, my tears」でしょうか?
確かにとても大切な曲です。初めて明るいサウンドを作ることができた曲なのでその意味でもとてもチャレンジした曲でした。19歳のころは、自分は大人だと思っているけれど周りは大人とは見てくれない。でも20歳になるのも怖い気がする。そんなぐちゃぐちゃした気持ちを歌った曲でした。未知の世界と思っていた20代になった今、この曲は節目の曲だったのかなと思います。
――20代のスタートを武道館公演で切るに当たって抱負をお願いします。
よりスキルアップしたステージを見せたい。今まで以上にレッスンに励みたいと思います。'10年もたくさんライブをしていきたいと思っているので体力づくりにも精を出していかないと。ことしも応援していただけたらうれしいです!
May'n(めいん)
'89年10月21日生まれ。愛知県出身。'03年に「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で見いだされ、'08年からMay'n名義で活動。May'n名義のアルバム『Styles』とシェリル・ノーム starring May'n名義のミニアルバム『ユニバーサル・バニー』は2作品同時週間チャートランクインを果たした。好物はたい焼きで、自称“たい焼き親善大使”、略して“たい使”。
May'n公式HP
http://mayn.jp