愛し方がわからない光星の歪んだ愛の形
そして、探偵を使い優香の動向を探るうち、優香が自分たちに復讐を始めた事を知った光星は、やはり不幸な状況下で清廉潔白を貫ける人間など居ないのだ、自分の考えが正しかったのだ、と高笑いするのだった。
優香がダークサイドに堕ち、自分と同じ側に来たと感じた光星は、「今なら分かり合える」と、再婚を提案した。だが実際のところ、理由なんてどうでも良くて、光星は優香と居たいのだ。愛されずに育ったせいで愛し方を知らない彼は、優香に対する感情が何なのか分かっていないのだ。
再会以来ずっと優香に執着し、小栗(戸塚純貴)と楽しそうにしている姿を見て嫉妬(とは本人は思っていないが)し、口実を作っては接触してくる…どう考えても好きな女性に対する行動だ。歪んだ愛し方しかできない光星も、ある意味。可哀想な人間だ。
一度は優香を諦めようとした小栗だったが…
一方、優香を諦めようと努力した小栗だったが、やはり好きな気持ちは止められず、自分の思いを貫く事に。次回、光星に「優香に近づかないでほしい」と告げ、「ほっといてほしい」という優香にも、「わかってくれるまで言い続ける」と想いをぶつけるようだ。もう復讐などやめて、光星の目の届かない所で、小栗と結人(近江晃成)と暮すのが、優香にとって一番の幸せだと思うのだが…。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※桐山漣の「漣」のしんにょうの点は一つ