「Destiny」最終回あらすじ
最終回では――
テレビから流れてきた民事党総裁就任報告のニュースを見ていた奏(石原さとみ)は、20年前の「環境エネルギー汚職事件」を思い返していた。この事件の裁判で罪に問われた東正太郎議員(馬場徹)は、弁護士を務めた浩一郎(仲村トオル)の力で無罪を勝ち取った一方、主任検事を務めていた奏の父・英介(佐々木蔵之介)は、身に覚えのない疑惑を掛けられ自ら命を絶ったのだった。
だが次の瞬間、奏はテレビ画面に映った人物に釘付けになる。正太郎の父親で元総理大臣・東忠男(伊武雅刀)の傍らで拍手していた男こそ、真樹(亀梨和也)が容疑者となった「野木邸放火事件」の現場で目撃され、宅配業者の置き配証明写真に写り込んでいた人物だった。
すぐさま国会議員便覧を調べ、その男が東元総理の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だと確認した奏は、入院中の浩一郎の元へ。「環エネ事件」の“真相を封じ込めた”父の死、友人・カオリ(田中みな実)の事故、真樹の失踪、そして今回の放火事件…。すべてが繋がっていると確信した奏は、浩一郎に真実を教えてほしいと懇願する。
20年前、浩一郎は「環エネ事件」の公判で検察側の証拠をすべてを覆し、東正太郎議員を無罪へと導いた。そんな彼の自宅を放火し、命を狙ったのが秘書の秋葉だったという事実を突きつけた奏は、「とても無関係だとは思えない。あなただけが知っていることがあるはず」と切実な思いで問いかける。その思いに、浩一郎は重い口を開く。
一方、病状が進行した真樹は、貴志(安藤政信)の執刀で手術を受けることを決意するが…。20年の時を越えて驚がくの真相が明かされるとともに、奏と真樹の運命的な恋にも決着の時が訪れる。
――という物語が描かれる。
すべての真実が明らかに…予告動画にも注目
公式ホームページなどで見ることのできる最終回の予告動画には、「二つの事件にどんな接点があるのか、あなただけが知っていることがあるはずです」と浩一郎に問いかける奏の姿が。そして、核心に迫った奏へ「後悔しなかったと言ったら、うそになる」と本心を明かす浩一郎の姿には、見ているこちらも心を揺さぶられそうだ。
一方で、真樹の「それで、奏は納得できるの?」という言葉や、「そこが、本当の勝負よ」と静かに語った大畑(高畑淳子)の声からは、奏がたどり着いた「真実」の重さや、対峙しなければならない存在の巨大さを感じさせる。物語はどんな結末を迎えるのか、しっかりと見届けたい。
ドラマ「Destiny」最終回は、6月4日(火)夜9:00よりテレビ朝日系にて放送。