柳楽優弥が主演を務める9月6日(金)公開の映画「夏目アラタの結婚」の新キャストとして、中川大志、丸山礼、立川志らく、福士誠治、今野浩喜、市村正親が出演することが発表され、特報映像が公開された。
元ヤンキーの児相職員が死刑囚にプロポーズ
本作は、乃木坂太郎による同名のコミックを映画化した作品。
元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公・夏目アラタは、日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受けて、“品川ピエロ”の異名で知られる犯人で、死刑囚の品川真珠に会いに行く。そして、アラタは事件の真相を探るために、真珠に“獄中結婚”を申し込む。
主人公のアラタを柳楽が演じ、死刑囚の真珠を黒島結菜が演じる。監督は映画「十二人の死にたい子どもたち」(2019年)などで知られる堤幸彦が務める。
そして、今回は新たに6名のキャストが発表された。中川が、事件の担当弁護士であり、真珠の無実を信じる宮前光一役、丸山が、アラタが勤める児童相談所の先輩で真珠に心酔する桃山香役、立川が、アラタの行動を注視する児童相談所の所長・大高利郎役、福士が、真珠を追い詰める検事・桜井健役、今野が、面会室でのやり取りを見張る刑務官・井出茂雄役、そして市村が、控訴審の裁判長で真珠の本心を疑う神波昌治役を演じる。
さらに、新キャスト情報にあわせて特報映像も公開。新キャストが演じるキャラクターたちが事件を通じて真珠に振り回され、翻弄されていく様子を垣間見ることができる。
中川大志「裁判のシーンは一つの見せ場」
中川が演じる宮前は、二転三転する真珠の供述に翻弄されながらも、彼女の無実を信じ疾走する弁護士。
撮影で印象に残ったシーンを聞かれると、中川は「やっぱり裁判シーンですね。僕が演じた宮前は弁護士の役だったので、裁判のシーンは一つの見せ場でした。事件の時系列を説明したり、専門的な用語がたくさんあるセリフを覚えるのは苦戦しましたし、緊張の連続でしたが、とても楽しく演じきることができました」と手ごたえを感じた様子。
また、アラタを演じた柳楽については、「柳楽さんはすごく尊敬する先輩で、大好きな役者さんなので、いつかご一緒できたらいいなとずっと思っていました。今回共演することが出来てうれしかったですし、とても優しくてチャーミングな方なので、現場ではいつも楽しく過ごさせていただきました」と柳楽への尊敬の思いと、待望の映画共演の喜びを語った。
一方、役柄が影響してか黒島とは現場ではほとんど話さなかったという中川は「黒島さんとは、死刑囚と弁護士という2人の絶妙な距離感を保ちながらお芝居していました。黒島さんが、真珠のキャラクターをどのように成立させるか葛藤しながら、自分の中で噛み砕いて戦っている姿を見ていたので、その姿に心を動かされましたし、僕もそこにシンクロさせながら演じることができました。真珠の得体のしれないパワフルさや、周りの人たちの心をどんどんかき乱して引き込んでいく姿は魅力的ですし、僕自身も自然と引き込まれていってしまいました」と自身の演じる役と自然とリンクしながら黒島演じる真珠の魅力に引き込まれたいったことを明かした。
■公開表記：9月6日(金)全国ロードショー
■配給：ワーナー・ブラザース映画
■コピーライト：(C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024 映画「夏目アラタの結婚」製作委員会
