先日、慢性閉塞（へいそく）性肺疾患などで休養していた俳優の藤田まことが仕事復帰を果たしたが、フジテレビ系では2月5日（金）に、藤田の代表作の1つである「剣客商売」シリーズの新作「剣客商売スペシャル 道場破り」を金曜プレステージ枠で放送することを発表した。
「剣客商売」は池波正太郎の人気時代小説。最初、'73年にテレビドラマとして映像化され、藤田は'98年に放送された連続ドラマから主演の秋山小兵衛を演じている。これまで5シリーズの連続ドラマと5本のスペシャルドラマが放送された。今回は'08年4月以来、約1年10カ月ぶりの新作放送となる。
「剣」を世渡りの手だて（商売）としながら、軽妙洒脱に生きる秋山小兵衛（藤田）の人生と事件を、江戸の町の情緒や人情を織り込んで描く時代劇シリーズ『剣客商売』。今回の「剣客商売スペシャル 道場破り」は、小兵衛と大治郎（山口馬木也）の親子の物語にもう1組の親子の話が盛り込まれ、より人情味あふれるドラマに仕上がっている。
藤田は「『剣客商売』の撮影は、至福の時ですね。何にもしばられていないところが秋山小兵衛の魅力。こういう時代劇の主人公は珍しいでしょう。この役をやれる役者はわたししかいないという気持ちでやっています」と、この役への強い思い入れを力強い言葉で表現した。
また、今回は道場破りの浪人・鷲巣見平助役として、中村梅雀がゲスト出演する。撮影を共にした藤田は、「梅雀さん、最高です。いい感じですね。幅が違う。うまいことキャスティングするもんだなと思いました。今回の『剣客商売』は梅雀さんでぐっと厚みが加わりました」と絶賛した。
一方、藤田演じる小兵衛の息子・大治郎役として長年撮影を共にしている山口馬木也は、「藤田まことさんに久しぶりに撮影現場でお会いして、『おう大治郎』と笑顔で声を掛けていただいて、それが何よりうれしかったです。やはり全体の雰囲気をしめるのは藤田さんだなぁと。ラストシーンの表情は必見です」と見どころを語った。
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2月5日（金） 夜9:00-10:52 フジ系で放送
