細田佳央太が主演を務めるドラマ「七夕の国」が、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて、7月4日(木)より独占配信される。このたび、本作の予告映像とキービジュアル、場面写真が公開された。
「寄生獣」作者・岩明均の“怪作”をドラマ化
本作は、「寄生獣」などで知られる漫画家・岩明均による同名のコミックをドラマ化した作品。ある日、ビルや人が、謎の“球体”にまるくエグられる事件が発生。役に立たない“超能力”をもつ平凡な大学生ナン丸は、この怪事件の真相解明に巻き込まれていく。
“物に触れず小さな穴をあける”役に立たない“超能力”を持つ平凡な大学生・南丸洋二(通称：ナン丸)を細田が演じるほか、事件の謎を追うためにナン丸が音連れる“丸神の里”に住み、ナン丸を気に掛ける東丸幸子を藤野涼子、球体の力を悪用し“丸神の里”を追い出された幸子の兄・東丸高志を上杉柊平、“丸神の里”で失踪した大学教授・丸神正美を三上博史、ナン丸の通う大学で講師を務めながら丸神教授を探す江見早百合を木竜麻生、球体の力で日本中を恐怖に包む謎の男・丸神頼之を山田孝之が演じる。
また、追加キャストとして、今は亡き幸子の母・東丸由紀子を朝比奈彩、謎の球体によってさまざまなものがえぐられる事件を追う刑事・佐藤を石田法嗣、高志の力を利用して怪しげなセミナーを開く八木原昭を金田哲が演じることが発表された。
監督は「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年)や「クレイジークルーズ」(2023年)でメガホンを取った瀧悠輔が務める。
物語の謎を垣間見られる本予告映像が公開
今回解禁されたのは、本作の物語を垣間見ることができる本予告映像。
映像は、いきなり「ちょわああああああ!!」という気合いの発声とともに“物に触れず小さな穴をあける”役に立たない超能力を発揮する平凡な大学生・ナン丸(細田)の姿から幕を開ける。その能力以外は平凡な日々で、後輩からは就職活動の心配をされる一幕も。
そんな日常の和やかなシーンも束の間、物語の発端となる宙に浮く謎の●(まる)によって人の体がえぐられ消失してしまう衝撃的な怪奇事件が発生。ナン丸の通う大学の講師・江見早百合(木竜)からナン丸の能力がその事件を起こした能力と「同じものだと思う」と告げられる。
●の力に怯えながらも、ナン丸は自分のルーツがあると教えられた“丸神の里”と呼ばれる丸川町へ赴くことに。そこでは、ナン丸の能力を察し「あなたは手が届くものですよね」と謎めいた一言を告げる女性・東丸幸子(藤野)と出会う。また、黒い球体を操るという明らかに人間を超越した能力を持つ幸子の兄・東丸高志(上杉)が「俺たちは選ばれた人間なんだよ」と、ナン丸と自分が特別な存在であることを示唆するシーンも。
そして、この旅の引率者でもある江見からは「この町は、何か隠している」と、散りばめられた謎へと誘う一言が。
その後は、幸子たちが毎夜苦しむ“町民だけが見る悪夢”、奇妙にも毎年6月に執り行われる“季節はずれの七夕祭り”、古から他の干渉を異常に拒んできた“丸神一族の掟”、と球体の謎を解き明かす重要な3つの謎に関わるキーワードが次々と羅列され、時代を越えた不吉な陰謀をも仄めかす展開となっている。
また、今回はキービジュアルと場面写真も併せて公開。キービジュアルには、「●の謎 触れたら、エグられる。」といったキャッチコピーとともに、●の中に引きずり込まれたナン丸や、目深に帽子をかぶったマスク姿の頼之(山田)、“閉ざされた町”丸川町の山々と、そこで執り行われる不気味な儀式の灯が映し出されており、ナン丸をめぐる不穏な展開を大いに予期させるようなビジュアルになっている。
