お酒に酔うリムル、キレるヒナタ…宴会ならではのコメディシーンも
帰り際、「出発は明日にしたらどうだ?」というリムルの社交辞令を真に受けたヒナタたちは、昨日に引き続き連日の宴会へと突入。ルミナスから「毒無効」を弱めるやり方を習っていたリムルは、お酒に酔える幸せに浸るが、ヒナタから日本食の再現度の高さを褒められると、酔いのせいでだんだんと調子に乗っていく。今後のテンペストの展望をはじめ、開発中の新技術によって各国をネットワークで結ぶ計画までをペラペラと話してしまったリムルは、「智慧之王(ラファエル)」の判断で「状態異常無効」を再起動されてしまう。ともあれ、こうして友好を深めあったその後日、ルベリオスはドワルゴンの存在を認め、テンペストとの国交を樹立するに至るのだった。
転スラではおなじみの「会議」のあとの「宴会」だが、今回はお酒に酔った珍しいリムルに注目。意気揚々と国家秘密レベルの計画を話してしまい、強制的にラファエルから酔いを消されてしまうリムルがなんとも可愛い。ほかにも、白米を見て感動のあまり涙を浮かべたり、肉を奪われてキレるヒナタなど、宴会ならではのコメディシーンも光っていた。さらには「天使」の存在について、さらなる情報が更新されたことも見逃せない。天使とは「一定以上に都市が発展すると攻撃してくる存在」らしく、まだ詳しいことは分からないものの、この世界にまたひとつ、不気味な存在が現れたとも言えるだろう。
![アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第59話より](https://thetv.jp/i/nw/1204172/13207549.jpg?w=1284)
黒幕が判明するも、謎は深まるばかり?
一方、ユウキの部屋にはダムラダが訪れていた。ユウキは今回の結果を受け、リムルたちを正面から相手にするのは愚策だと判断し、しばらくのあいだは静観することを決める。ダムラダが退室すると、続けて入ってきたのは中庸道化連のカザリーム(CV:石川由依)。元魔王ながら、現在はユウキの秘書として仕えるカザリームは、自らの名前を封印し、これからは「カガリ」と名乗ることをユウキに告げるのだった。
最後は黒幕サイドの描写。ダムラダに背後にいたのはやはりユウキであることが判明したが、それでも真の目的はまだまだ見えてこない。多くの国や組織に介入して操る有能さを持ちつつ、「駆け引きを楽しみたい」という遊び心も持ち合わせているユウキは、なんとも捉えどころのない人物。ここでの会話ではさらに「オルドロス」や「エキドナ」といった新ワードや「奴隷売買」の話が登場するなど、謎は深まるばかり。これにはSNSでも「ユウキ、真っ黒だな」「でもこの笑顔に騙されちゃうんだよね」などの声があがっていた。さて次回第60話(第3期12話目)「開催準備」は6月21日(金)放送予定。期待して待とう!
■文/岡本大介
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