ミヤビ「同じ運動を繰り返すと幸せホルモンというセロトニンが分泌されて幸せになります」
ミヤビが昏睡状態になり、低体温症を併発したことから血流を遮断して、三瓶らは手術を決行し、無事に成功する。術後、ミヤビのベッドの側で三瓶はミヤビとの過去を思い出す。
過去、ミヤビと2人きりで、家族の話をして涙ぐむ三瓶。ミヤビはおなかが空いてきたと言ってご飯の話をする。三瓶が不安じゃないかと尋ねると、ミヤビは「不安です。でも、自分の中に光があったら、暗闇も明るく見えるんじゃないかなって。だから、おなかが空きます」と言って笑う。
三瓶は「川内先生、僕と結婚してくれませんか?」と言い、ミヤビは「はい」と答える。「僕もおなかが空きました」という三瓶に、ミヤビは「これ食べますか?」と赤い棒状のグミを差し出す。断る三瓶に強引にグミを渡してミヤビは自分もグミを食べる。「咀嚼のように一定のリズムで同じ運動を繰り返すと幸せホルモンというセロトニンが分泌されて幸せになります」とミヤビが言うと、三瓶も頷いてグミをかみしめる。ミヤビに「幸せですか?」と聞かれて三瓶は「はい」と答えるのだった。
ミヤビの純粋な明るさとたくましさに三瓶が惚れ込んでプロポーズする様子が見て取れて胸が熱くなった。また、三瓶が好きでもないのにいつも食べていたグミが、実はミヤビ発信だったと分かり、涙が止まらなくなった。X(旧Twitter)でも、「グミで泣いてるのなんで…」「島でのことを思い出しながら噛んでたの?健気で泣ける」「どういう気持ちで三瓶先生は1話でこの言葉を…ウウッッッ」「『変わり者』の象徴として使われてた変な赤いグミがミヤビとの思い出っていう後出し本当にずるい」と多数のコメントが寄せられ、トレンド1位となった。
◆構成・文=入江奈々