村上信五、「MCとしてこんなにやりにくい感情になることはない」
――以下、村上信五&黒木瞳のコメント全文
――6月の特番に続き、二人でタッグを組むことに関して
村上:まさかのスピードレギュラー化でびっくりしましたが、黒木さんがいてくださることで番組に華を添えていただけますし、締まりも出ます。この番組に関しては「説得力」がキーワードになってくるというところで、黒木さんがナレーションを読み上げてくださるだけで、説得力と緊張感が出てきます。
僕はその緊張をほぐすのが役割。その中で、黒木さんがきちんと引き締めてくださるというのを前回一緒にやらせていただいて強く感じました。
黒木:村上さんときちんとこうしてお仕事をさせていただくのは前回が初めてでした。私は司会にあまり慣れていないので、村上さんについていこうという気持ちで臨みましたが、とにかく村上さんの頭の回転の速さというか、状況を見る目がすごい! 本当にこんな幼いのに…(笑)。
村上:ええ年ですよ!(笑)
黒木:そうなの? でも、そばでお話しされる内容を聞いて、「なんて賢い方なんだろう!」と感心しました。それと、挑戦者の方たちにすごく優しいんですよね。その優しさと、温かさを感じながら、私はただ緊張してついていったという感じでしたが、番組自体はすごく面白かったです。
――他の番組にない、この番組ならではの魅力は?
黒木:本気度。ここから新たなエンターテイナーを発掘するという、本物の勝負があります。
村上:本気だからこそ、良いことばかりじゃないぞというところもありますね。夢見るチャンスはたくさんあるけれども、すべてがかなうわけじゃないし、ダメだったときの酷な部分も必ずあります。一見、華やかな場所ではありますけれども、悔し涙を流す方もいらっしゃるかもしれません。
黒木:でも、番組がもし長く続けば、一度挫折した方がまた挑戦してこられるかもしれませんね。
村上:そうですね。ロボットと人間が審査するというのも、この番組ならでは。前回は、両者のジャッジが合致することがなかったので、これからのチャレンジャーはどちらに重きを置くか、その試行錯誤も一つの見どころになるかなと思います。
――二人が挑戦者を見るときの心情は?
黒木:エンターテインメントの世界を目指すということ自体、ものすごい覚悟のいること。でも、そういう人たちが次から次へと現れてほしいとも思うので、「大変よ! でも頑張って!」という複雑な思いが前回は表情に出ていたかもしれません。
目指さなくて済むなら、普通にワイドショーとかドラマを見ていた方が幸せでしょ?(笑)
村上:ほんまよ! ここまできたら行くも地獄、戻るも地獄ですからね。MCとしてこんなにやりにくい感情になることはないです。やりがいはありますけれども、緊張感もありますね。
――どんな挑戦者に出てきてほしい?
黒木:どんな人がスターの原石なのかは誰にも分からない。前回の6名は本当に素晴らしかったですが、自分に才能があると思っている人も、ないと思っている人も、歌ったり踊ったりが好きな方はぜひ挑戦していただきたいです。
村上:今の10代、20代前半でエンターテインメントの世界を目指している方の技術は非常に高いと思いますが、個人的には小器用な子よりも不器用でも一生懸命やる子に出てきてほしい。きっと、ロボットの評価は限りなくゼロに近いかもしれませんけど(笑)。人の心に刺さるエンターテインメント性というのを見てみたいですね。スターの形もいろいろ変わってきていますので、チャンスはたくさん転がっていると思います。
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