草なぎ剛が10月28日、都内で行われた「東京ドラマアウォード 2024」授賞式に出席。テレビドラマに対する熱い思いを語った。
草なぎ剛、ドラマ愛を熱く語る
今年で17回目の開催となる「東京ドラマアウォード」は、2008年に放送番組の海外展開を見据えた顕彰事業として国際ドラマフェスティバルが創設。従来のアウォードで重視されてきた“芸術性”“番組の質の高さ”といった基準とは異なる、“市場性”“商業性”に焦点を当て、“日本人として海外にみせたい”と思う魅力あるドラマを表彰する。
2023年12月16と23日に日本放送協会で放送された「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」で主演男優賞を受賞した草なぎは「このような大変すばらしい賞をいただきまして、心から感謝しております。ドラマアウォードという言葉が僕の胸に響いています」としみじみと語り、自身は“テレビっ子”だといい「僕 (MCを務めた)三谷(幸喜)さんのドラマも見てきましたし、今日、この会場に昔一緒に仕事をした方もたくさんいらっしゃっていますが、僕はテレビドラマで育てられました。人間の大事な気持ちがテレビドラマのセリフの中にたくさん散りばめられていて、とても感動する気持ちでずっとやってきました。本当にテレビドラマが大好きです」とドラマ愛を熱く告白。
続けて、「舞台や映画も好きなんですけど、やっぱりテレビドラマならではの力があって、僕の頭から離れない、そんな気持ちです。……僕は何を言っているんでしょうか(笑)」とふと我に返って会場の笑いを誘いつつ、「テレビドラマで賞をいただけたということで、また違う喜びが込み上げてくる次第であります」と感無量な表情を浮かべた。
「いい作品の中で自分の命を燃やして生き続けられるように努力していきたい」
また、10年前に香取慎吾との二人舞台を三谷が書いたというエピソードを話した草なぎは「10年といえば一昔前なんてよく言いますが、人間は時間が限られていて、どこに自分のエネルギーを投資するかで人生において幸福感が得られることだと思うので、これからもたくさんのみなさんと、いい作品の中で自分の命を燃やして生き続けられるように努力していきたいと思います」と力強く語った。
なお、同ドラマは作品賞<単発ドラマ部門>でグランプリも受賞。このほか、同授賞式には石橋静河、若葉竜也、内田有紀、正門良規(Aぇ! group)、佐久本宝、比嘉梨乃らも出席した。
※草なぎ剛のなぎは、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記
◆取材・文=風間直人
リットーミュージック
発売日: 2023/07/27