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ジャニーズWESTの個性が集結「炎の転校生―」李監督が7人の魅力を語る

2017/10/07 11:55

李監督が、ジャニーズWESTの魅力が語る
李監督が、ジャニーズWESTの魅力が語る © Kazuhiko Shimamoto, SHOGAKUKAN/ J Storm Inc.

島本和彦原作の「炎の転校生」をジャニーズWEST主演で実写化したNetflixオリジナルドラマ「炎の転校生REBORN」が11月10日から全世界配信。監督を務める李闘士男に主演のジャニーズWESTの魅力を聞いた。

ジャニーズWESTなら“いける”と思った


――そもそもの話で島本さん原作の作品をドラマ化で監督をしてくださいっていう話だったと思うのですが、その企画についてどういう風に思われたのか聞きたいです。

まずプロデューサーと一緒にジャニーズWESTで配信でドラマやろう、というところから始まって。で、あんなものがいいね、こんなものはどうかなっていうやりとりがありました。その流れで「炎の転校生」という原作があると知って。記憶はあったのですが、はっきり知らなかったので読ませてもらいました。で、プロデューサーに言ったのは「これ本気でやるんですか?」「本当にこれやるんですか?」というようなことを言ったと思います。いろいろ理由があって。これだけ良い意味で熱く、馬鹿馬鹿しいものを、今撮るんですか?って。すると、やりましょう!ということだったので、そこから改めて「炎の転校生」というキャラクターや物語を自分の中に入れていったという感じですね。僕で言うと『デトロイト・メタル・シティ』みたいな馬鹿馬鹿しくて熱いのって、それ以降あまり機会がなくて。ちょっと冷めたクールな可笑しさを含んだ作品はあるけど、ここまでのものはなかなかないなって。で、僕の中でジャニーズWESTというのは、最初はちょっと戸惑ったんですけど、原作を読んでシミュレーションしたら「あ、いけるな」って思ったんですよ。ステージも観ていますけど、みんな関西の子だから、サービス精神がとにかく旺盛で、僕は僕なりに、彼らは人を喜ばせることに対してとても真摯に取り組んでいるから、彼らなら出来るんじゃないかな、と思いましたね。そこからシナリオを作りながら、原作の主人公は1人ですけど、今回は7人の主人公を作りあげていく、そして、“REBORN”なので、話を毎回新しく作っていくという中で、プロデューサー、脚本の方とだんだんイメージを膨らませていったっていう感じですね。

7人の良い相乗効果が出ていましたね


――実際アイドルの彼らにどこまで熱く、面白いことをさせるかというのは手加減せずに?

手加減は多少はしますけど、彼らが素晴らしいのは、飲み込みが早いのとサービス精神があるので、アイドルだからといって恰好良く見せようっていうのは微塵もなくて、「楽しんでもらえるんだったら、笑ってもらえるんだったら、僕全力でやります!」みたいな姿勢。

こっちもどんどん、じゃあ「こういうのどう?」って提案して、彼らが受け止めてくれました。たとえば今だったら中間くんに「こうしたら面白くなるよ」って言うと、やっぱり他のメンバーが可笑しくなって笑ったりする。嫉妬ですよね。俺にも面白いこと言って欲しい、みたいな感じがあって。徹底的に彼らの中に楽しんでもらおうというのがあるので、それが僕自身ももっとこうしようか、もっと面白いことを考えようかってなっていくので、そういった意味では良い相乗効果が出てると思います。

ジャニーズWESTの役者としての魅力


――7人の役者としての魅力をそれぞれ教えてください。まずは、桐山照史さんから。

「桐山くんはグループの中でもちょっとお兄さん的な感じで、全体を見て芝居ができるところですね。自分の動きだけじゃなく、全体の中の自分の立ち位置を常に考えていて。その中で自分はこうした方がいいと考えられる人。引くときは引くし、自分が出た方がいいときは、出る。全体を見ながら芝居が出来ていますね。舞台で言ったら座長さんタイプですね。気を遣えるタイプでもありますし、視点も素晴らしい。客観的な作り手の視点ももっているんでしょうね。想像していないことを言ったときに理解するのが一番早いのは彼なんです」

――中間淳太さんは?

「中間くんは、お坊ちゃんみたいなキャラクターですけど、ツッコミのセリフが面白いですね。ボソッと大阪弁で言うんですけど、大阪のおばちゃんみたいなツッコミだな、って思って本人に言いました。そのツッコミをあの中間くんのキレイな顔でするのがとても魅力的でいいなぁと思っています。スマートなのにおばちゃんみたいな芝居ができるところが、すごく僕は好きなので、あえてそういう言い回しを増やしたりしましたね」

濱田は中井貴一に似ている!?


――濱田崇裕さんは?

「衣裳合わせのときにどうキャラクターを作ろうか?と探っていったら、『中井貴一さんに似てるんじゃないか』って。昭和っぽいなぁ、と感じたので、メークも衣装もそういう風に作っていったら結構ハマりましたね。ちょっと不器用な感じがするんですが、そこがまたかわいらしい。だから動きも『直線に動きなさいよ』と言いました。直線をイメージして動くっていう固さがとても合っている。とても上手くハマっているなと思いましたね」。

――重岡大毅さんは?

「重岡くんは、大阪の一番のお調子者っていうキャラクター。素に近い分、7人の中でも役作りが難しかったと思います。彼は、いかにも要領よくやるタイプなんですけど、実は芝居の中に照れが出てくる。見ている人がそれを発見すると、本当の魅力が伝わるんじゃないかなと思いました。川島(海荷)さん演じる日花里ちゃんというアイドル的な女の子と1番近い距離で演技をするんですけど、やっぱり照れながらやっているんですよ。そこがチャーミングでしたね」

――神山智洋さんは?

「圧倒的に役者ですね。紫吹淳さんとのメロドラマ風な芝居のとき、神山くんは照れながらも存分にやってましたね。神山くんに『照れないの?』って聞いたら『照れないです。ちゃんとハマってやります!』って言っていました。完全に役者ですね。弱虫で泣き虫、っていう役ですけど、ときどきピリッとした男まえの顔が決まるんですよ。そこの変化がとても素晴らしい。役者としていくつもの顔を持っていると思います」

――藤井流星さんは?

「藤井くんは、本当に成長しましたね。僕は、セリフを言っている人をオン、聞いてリアクションをする人をオフという言い方をするんですけど、彼らにはいつも『オフの芝居が大事だよ』『常にリアクションをしなさい』って言っていたんですけど、最近の彼のリアクションはとても素晴らしい。以前は相手のセリフを聞いているところがあったんですけど、今はしっかり反応している。しかも、きちんと自分のキャラクターに合わせた反応をしている。なので、僕は藤井くんを見るのが楽しみなんです」

――小瀧望さんは?

「小瀧くんのヤンキーは、かわいらしいヤンキーになっていて、濱田くんは正統派な2枚目のヤンキーなんですけど、小瀧くんはやんちゃな感じが末っ子みたい。こちらが用意したリーゼントを使ったギャグなんかも楽しんでやってくれていますね。それから、小瀧くん、重岡くんは本番中によく笑っていますね。そういう笑いを抑えている顔もすてき。それぞれのキャラクターにメーンの回があるんですけど、小瀧くんの回のお芝居は、すごく真面目に撮りました。その真面目さが面白い。僕がコメディーで1番大事にしているのは、かわいくチャーミングに見えることなんです。そういった意味では、小瀧くんは多分天才。一生懸命やればやるほど、かわいくなる人だと思います」

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

Netflixオリジナルドラマ「炎の転校生REBORN」
2017年11月10日(金)、Netflixにて全世界独占配信
(C)Kazuhiko Shimamoto, SHOGAKUKAN/ J Storm Inc.

【HP】http://tenkousei-netflix.jp/

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