【映画「ミックス。」連載】佐野勇斗 新垣結衣からの「“優馬は弟みたい”」に喜び!
新垣結衣&瑛太がW主演を果たす映画「ミックス。」が10月21日(土)より公開。古沢良太がオリジナル脚本を手掛けた本作には、不器用で欠点だらけながら、愛さずにはいられないキャラクターが続々登場する。WEB「ザテレビジョン」では、キャストによるリレーインタビューを連載中。
6回目は、引きこもりの高校生で卓球マニアの優馬を演じた佐野勇斗にインタビューを敢行!ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活躍する若手俳優の佐野が、先輩たちから受けた刺激とは?
卓球にすっかりハマった!
――今回の役どころは、ご自身のイメージとはかけ離れたキャラクターですが、役作りではどんなことを大事にされましたか?
オタクの役を演じるのは初めてでした。僕自身も学生時代は活発な方だったので、“どうやったらオタクっぽく見えるのかな”という部分ではすごく悩みました。『電車男』なども好きだったので、そういった映画やドラマを見て、細かい仕草や行動を勉強しました。大変だったのは、やはり卓球の練習です。体育の時間にやったことくらいしかなかったので、1カ月くらい、先生について練習して。すっかりハマってしまって、今でも友達と卓球をしに行くこともあるんですよ。
――優馬はどんな人物だと思いましたか?
引きこもりの役だと聞いていたので、ずっと黙っているような暗い子なのかなと思っていたんです。でも優馬は自分の好きなことにはすごく熱中する子で、卓球が大好きなんです。卓球の話になると、ぶわーっと話し出したりするところがあって(笑)。ちょっと挙動不審なところはあるけれど、実は明るい子なんじゃないかと捉えました。
――優馬の成長物語でもありますね。
優馬は、最初は引きこもりで自分に自信もない男の子だった。でも卓球を通して色々な人と関わることで、優馬の人生も大きく変わっていきます。勇気がなかった優馬のような男の子でも、変わることができる。そういった前向きな気持ちで演じていました。
新垣さんは努力を常に怠らない姿勢が本当にすごい
――新垣結衣さんとは、映画「くちびるに歌を」(2015年)以来、2度目の共演となりました。新垣さんの印象を教えてください。
「くちびるに歌を」は僕の俳優デビュー作です。新垣さんからは今回、“いい意味で変わっていないから、このまま変わらないでほしい”と言っていただいて。同じ“フラワー卓球クラブ”のメンバー役ということもあって、たくさんお話をする機会があって、“優馬は弟みたい”とも言っていただいて、すごくうれしかったです。新垣さんはたくさんの作品で主演をやられているのに、人一倍、台本を読み込んだりされていました。“不安もあるし、プレッシャーもある”とおっしゃっていましたが、努力を常に怠らない姿勢が本当にすごいなと思いました。だからこそ、皆さんに好かれているんだと思います。
――他の“フラワー卓球クラブ”のメンバーも、瑛太さん、広末涼子さん、遠藤憲一さん、田中美佐子さんといった豪華なキャスト陣が顔をそろえています。
オファーをいただいてメンバーの方の名前を聞いたときは、そうそうたる方ばかりで、正直、「どうしよう」「大丈夫かな」とすごく不安になりました(苦笑)。現場は、「ずっと静かにしていることになるのかな」と思ったら、真逆でした!それぞれ個別の控え室もあったんですが、“フラワー卓球クラブ”のメンバーは全員、ずっと同じ控え室にいたんです。ゲームをしたり、お話をしたりと仲良くさせていただいて、ものすごく明るい現場でした。
――そうなんですね!どんなお話をされていたんですか?
僕の人生相談もさせていただいたり(笑)。先輩たちの失敗談なども教えていただいて、学ぶことばかりでした。チームメートというよりは、家族のような関係になれたと思っています。僕は今回の役作りで“ちょっと細くなりたいな”と思って減量をしていたんです。そうしたら広末さんが手作りのお弁当を作ってきてくださったんです!田中美佐子さんも、炭水化物抜きをしていても食べられるお米を買ってきてくださったり。とても気にかけてくださいました。
――佐野さんの出演シーンでの見どころは?
もちろんクライマックスの試合のシーンもオススメですが、初めの方に僕が鼻血を出すシーンがあります。あそこはなかなか面白いので、注目してほしいです。コミカルなシーンや、泣けるシーン、キュンとするシーンもあって、どの世代の方にも楽しんでいただける作品だと思います。
映画「ミックス。」
10月21日(土)公開
脚本=古沢良太/演出=石川淳一/出演=新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、永野芽郁、佐野勇斗、森崎博之、蒼井優、真木よう子、吉田鋼太郎、生瀬勝久、田中美佐子、遠藤憲一、小日向文世ほか
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